2011年4月5日火曜日

宮古市 2011年4月5日

2011年4月5日

●宮古市訪問

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盛岡→宮古市 106号

<交通状況>
4月5日現在
・特に渋滞などなし。
・山道が続く。側道には積雪あり。
・夕方宮古市付近で渋滞あり
・宮古市内で信号機がとまっているところもあるが、
警官が誘導している。

<ガソリン状況>
4月5日現在
・宮古市ではガソリンスタンドは普通に営業している。
※被害にあっている箇所以外
・混雑もみられない


<宮古市の状況>
・大きな市で、津波の被害にあっていない箇所は、ほぼ通常の様子。
店舗はほとんど営業している。
・宮古駅、市役所に近づくにつれ、船などが側道に転倒していたり、
建物の倒壊がみられる。
・浄土ヶ浜方面にいくと、全壊、半壊の建物が続く。
・倒壊した建物には、解体okの印がつけられている。
・海岸には流されてしまった海産物がたまっており、かもめの大群が飛び交っている。
・水道や電気はまだ復旧していないところが多いよう。


●宮古市役所へ

・市役所の建物も半壊しており、2階で受付をしている。
・行列ができており、あわただしい雰囲気で、うまく運営できていない様子
・安否確認の状況なども掲示板に手書きで書かれている。
・本日から「広報みやこ」という広報紙が配布されていた
(被害状況や色々な手続きの方法などがまとまっている)

●宮古市社会福祉協議会へ

宮古市災害ボランティアセンター
090-4478-3984
宮古市小山田二丁目9-20
9時から17時まで

・他県から派遣された若い社協の人が運営しており、落ち着いた様子。
・ボランティアの登録は1000人ほどおり、一日100~200人が活動している。
・依頼があった箇所への瓦礫除去、物資仕分け、避難所の手伝い
(避難所の手伝いはできるだけ長く滞在できる人の方が好ましい)
・現在、避難所は大きなところにまとめる動きが出ている。


●磯鶏小学校へ避難所のボランティアへ

・現在50人ほどの避難者がいる(4月5日現在)
・子供の数は少なく、お年寄りの方が多い
・特にボランティアの作業は頻繁にはなく、物資の仕分けや食事配給などがメイン。
・たくさんの物資がとどいていて、困った様子はなさそうであったが、
お年寄りが多いのに、子供用の衣類(古着)がたくさん届いていた。
・炊き出しは宮古市の主婦の方々が10人ほどで、てきぱきとつくっていた。
・自衛隊からの食事配給もされており、お風呂の環境もあるよう。
・全国から医師や理学療法師が交代できており、マッサージをしたり、話をしてまわっていた。
・常勤の方が4名ほどいたが、特に忙しそうな印象は受けなかった。
・校庭では学童に来ている子供たちと避難所の子供たちが楽しく遊んでいた。


宮古市が大きいためか、市内での協力体制がしっかりしているように感じました。
避難されている方とお話をしていたところ、長期の避難所生活で疲れもたまっているようですが、
人と会話をしていくなかで、最近やっと冗談も言えるようになったと笑みをこぼしていました。

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避難所の方から島越という場所も大きな被害にあっていると伺い、
まったくその地名を報道でも耳にしたことがなかったので、
そういった報道もされていない被害を受けている地区があるのではないかと思い、
もう一度八戸から海岸沿線をまわってみることにしました。


●宮古市→八戸 45号線

八戸に向かう道で田老、野田、普代という地区を通過したのですが、
かなり大きな津波の被害にあっていました。
どの地名もはじめて耳にしました。
この地区に入る前には、昭和8年にあった三陸の津波の警告として
「津波浸水推測地域」のような標識があらわれます。

<交通状況>
4月5日夜
・特に渋滞はなし
・海沿いの地域でガードレールがないところがある

<ガソリン状況>
4月5日夜
・ガソリンスタンドは夜の営業箇所が少ないが、
・24時間のセルフのところもちらほらありました。

<店舗状況>
・コンビニではたばこ、飲料水氏、乾物、電池の欠品が見られました。
・ほとんどのお店が節電しているか、夜は閉店しています。

<宿状況>八戸
・ビジネスホテルもありそうでした。※正確にみていないので、すみません。
・八戸港付近に自遊空間(八戸沼館)というネットカフェが営業中でした。
他にももう1店みかけました。

<トイレ状況>
よった箇所はすべてありました。


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今日から二人とも記録を撮り始めました。
明日は八戸から海岸沿いを南下し、山田町を目指します。

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