2011年5月31日火曜日

陸前高田市訪問② 2011年5月23日(月)

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●陸前高田市災害ボランティアセンターでボランティア

<陸前高田市災害ボランティアセンター>
〒029-2202
陸前高田市横田町狩集96-3
連絡先(代表)
090-1344-6017
090-1344-5763
http://rikutaka.ti-da.net/

・県外、個人ボランティア受付可能
・駐車場あり
・宿泊施設あり
・個人宅、畑、田んぼの瓦礫撤去が主な依頼
・道具の貸し出しあり
※バスなどの公共交通機関はないため、自家用車でお越し下さい。

<宿泊施設>
住田町役場 大股地区公民館
〒029-2311
岩手県気仙郡住田町世田米字下大股66−1

無料
宿泊可能者約100人(布団寝袋貸し出し可)
敷地内テント約60張り可能
駐車可能台数100台以上
※男女別水洗トイレ、館外にも水道あり

連絡先
080-2820-2058(南)
090-2790-0564(村上)

こちらでは大船渡、陸前高田のボランティアの方々が宿泊されています。
陸前高田市災害ボランティアセンター

















●りんご畑の瓦礫撤去ボランティア
・米崎町のりんご畑で瓦礫撤去に10名ほど
・広範囲にわたって瓦礫が散在している。舟などもある。
元は全てりんごの木が立っていたりんご畑

瓦礫撤去の作業中




























<そこで聞いたお話>
・そのお宅は床上浸水しており、倉は壊してしまうとのこと
・りんご畑は再開する予定
・電気は外にソーラー発電をおいて、そこから供給
・水は井戸水があったため、そこから使っている
・救援物資により、食事は困っていないとのこと
※このお宅以外では困っているところもあるようです

2、3年後には復興しますから、また来て下さいとおっしゃっていました。

気仙沼市 2011年5月22日(日)

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2011年5月18日〜24日までの
小森はるか/瀬尾なつみ2度目の東北移動の報告をブログで情報発信します。
移動した場所で得た情報や、ボランティアセンター情報、再度訪れた場所の状況の変化など伝えていきます。リンクやtwitterでの拡散歓迎です。

<ルート>
北上市→気仙沼市
国道343号線 と 国道284号線
※奥州市 道の駅「みずさわ」付近の藤橋が通行止めのため迂回















●気仙沼市災害ボランティアセンターへ

4月上旬に参加した気仙沼VC再び。そこで運営をされている方は、東京から100日間やるときめてボランティアとしている方でした。

<気仙沼市災害ボランティアセンター>
〒988-0066
気仙沼市東新城2-2-1
(気仙沼市民健康管理センターすこやか2階・駐車場)

http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10247

連絡先
ボランティア受付 080-5949-7475
ニーズ受付 0226-22-0726
事務局 0226-22-0722 (FAX 0226-22-0732)

開設時間 9時~16時
活動時間 9時~15時

・県外、個人ボランティア受付可能
・駐車場あり
・食事・宿泊先・交通手段は各自で準備
・泥出し、片付け、避難所・仮設住宅での手伝いなどが主な依頼
・道具の貸し出しありですが、必要な持ち物は各自で持参ください。
詳しくはHPで。

<ボランティアセンターの状況>
ボランティアセンターを運営されている方にお話を伺いました。
・一日にボランティア 平日200人、土日400人、GW800人。人手はまだ足りていない様子。
・長期できる人がきてくれると嬉しい。
・ニーズ一日に20件程度。まだ認知が足りていない様子。
・8月半ばまでには避難所がなくなり、仮設住宅のみになる。


<問題点>
・避難所から仮設住宅への移動により、交流の場がなくなってしまう
・仕事がなくなってしまい、産業の支援が必要になってくる
・地方にでる人も増え、どうやって気仙沼に人を留めるか。
・物資や、理髪、介護ボランティアなどにより、地元の商店街の人たちの仕事が奪われてしまう。
・物資はピンポイントで足りているor足りていないが発生している
・これから虫除けスプレー、殺虫剤、夏服などが必要になるだろう。
※これもスピードが大事とのこと

<気仙沼 大島の状況>
小さな島 島民3200人ほど。島内のコミュニティが強い。
・フェリーが3週間前から開通(5月22日現在)
・ボランティアの数は少ない。NPOの団体は入り始めているよう。
・物資配送を島民がやっていて、家の片付けなどは手をつけていない。
・ボランティアが急に来てしまうと混乱を招く。
・人との交流から始めなければならない。
・長期にわたる支援活動が必須(島に滞在など)
・炊き出しも、島民全員分ださなければ難しい。
・チリ津波のときの記憶が町にのこっているため、地震が来た時に避難した人がたくさんおり、亡くなった方も少ない。
・小さなコミュニティがゆえに以前の津波の記憶が残っている。

2011年5月30日月曜日

陸前高田市訪問① 2011年5月21日(土)

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2011年5月18日〜24日までの
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移動した場所で得た情報や、ボランティアセンター情報、再度訪れた場所の状況の変化など伝えていきます。リンクやtwitterでの拡散歓迎です。

<ルート>
北上市→陸前高田市
国道343沿
※奥州市 道の駅「みずさわ」付近の藤橋が通行止めのため迂回

















●陸前高田市災害ボランティアセンターへ


<陸前高田市災害ボランティアセンター>
〒029-2202
陸前高田市横田町狩集96-3
連絡先(代表)
090-1344-6017
090-1344-5763
http://rikutaka.ti-da.net/

・県外、個人ボランティア受付可能
・駐車場あり
・宿泊施設あり
・個人宅、畑、田んぼの瓦礫撤去が主な依頼
・道具の貸し出しあり
※バスなどの公共交通機関はないため、自家用車でお越し下さい。

<宿泊施設>
住田町役場 大股地区公民館
〒029-2311
岩手県気仙郡住田町世田米字下大股66−1

無料
宿泊可能者約100人(布団寝袋貸し出し可)
敷地内テント約60張り可能
駐車可能台数100台以上
※男女別水洗トイレ、館外にも水道あり

連絡先
080-2820-2058(南)
090-2790-0564(村上)

こちらでは大船渡、陸前高田のボランティアの方々が宿泊されています。

<ボランティアセンターの状況>
ボランティアセンターを運営されている方にお話を伺いました。
・陸前高田市では県外からのボランティアの力を頼りにしている
※高田市のほとんどが津波被害を受けたため
・GW以降ニーズが増え、ボランティアの数が減っている
・市からもニーズが出ている(50から100人規模で)
・岩手県は県外、個人のボランティアを受け付けていないとの広報があったため、人手が足りない
・団体バスでの参加もある
・一日に平日個人ボランティア20人、団体100人程(一日に200〜300人ほどの人手が足りない)
・運営は5人ほどが長期、あとは全員約5日ごとの交代になっている
・ボランティアに来た人とお茶を飲んだり、模造紙にメッセージを書いたり、お菓子を配ったり等
外から来た人との交流を大切にしている。

この日は松坂牛の炊き出しもあり、とても明るい雰囲気の中、ボランティアや運営の人たちが交流していました。

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●陸前高田 今泉・長部保育所へ


募金によって集まったお金でクレヨンを購入し、保育園へ届けました。
今泉保育園の園長さんの佐々木先生にお話をうかがいました。
土曜日でしたが園児さんが遊んでいらっしゃいました。
現在も断水中。

<震災時の今泉保育所>
・震災時はお昼寝の時間であったが、その時預かっていた子供たちは無事に裏の山へ避難した。
・今泉保育所は跡形もなく流されてしまった。
・3日ぐらいはまともな物資も届かなかった。少し離れていた長部保育所へ無事であるか先生があるいて確認しに行き、その後、全員で長部保育所へ避難した。
・長部保育所では給食をそこでつくっているために食料の貯蔵があり、しばらくそれでしのいだとのこと。

<現在の今泉、長部保育所の様子>
・今泉保育所は津波で流されてしまったが、現在は長部保育園で園児さんも先生方も合同で再園している。
・園児の中には家族をなくされた子も、家を流された子も、何もなかった子もあり、それぞれである。
・元気に遊んではいるが、余震がくると、パニックになってしまったり、お昼寝時に地震が来たため、
寝るのを怖がる子もいるとのこと。
・給食は長部保育所でつくられたものを食べているが、すべての食材があるわけではなく、断水もしているため、通常どおりの給食ではないとのこと。
・長部保育所は高台にあり、瓦礫が目に入ることはないが、お散歩などに外へ出かけるときに、
子供たちの目にその風景が映らないように気をつけている。
・園内の遊具も倒壊や崖崩れ等の恐れがあるため、立ち入り禁止となっている。
・預かっている園児たちは、避難所から来ている子はおらず、仮設住宅か、友人の家に避難しているとのこと。
・画用紙などが足りていなかったり、お店がないため、ちょっとしたものが手に入らなかったりするとのこと。
※画用紙は募金のお金で購入してお渡しする予定です。

<今後について>
・今泉地区全体で大きな津波被害にあっているため今泉保育所の再開の目処はたっていないが、陸前高田では「けんか七夕」のお祭りを復活させようなど、前向きな動きが見られるため、きっといつかは再開することだろうと話されていました。


●陸前高田市役所付近へ


<状況>
・非常に広範囲にわたる津波被害があり、自衛隊、消防団、警察官らが捜索をしている。
・橋が決壊しており、内陸の方まで迂回しなければならない。
・重機がたくさんはいっており、道路が出来始めていたり、電信柱がたち始めている。
・自衛隊や地元の人が開いたお風呂などがあった
・市内を走る無料のバスがあったが、乗客はほとんどいなかった
・市役所は高台に仮設でたっていた。
・高台の方へ行くと、人気があった
・給食センターに災害対策本部が設置されている



●以前お伺いした陸前高田市米崎町のお宅へ

お家のすぐ近くまで波がきて、幸い助かったところに住まれている方にお話を伺いました。

<状況>
・1ヶ月前に来たときと変わらない風景(ほとんどの瓦礫が撤去されていない)
・近くにお店もなく、移動販売のスーパーもいつくるかわからないとのこと
・買い物には大船渡市まで行かなければならず、お家から離れたくないという気持ちもあり行くことができない。
・移動販売ではお肉、魚がない。
・陸前高田市でとれた魚はまだ食べる気がしない
・ホテルキャピタルがあったところは、松原があり古河沼がありホテルなどの観光施設があったがなくなってしまった
・陸前高田では、波がとても速く、引き潮もはやかったとのこと

またこのお宅にお伺いしますのでそちらは2011年5月23日のブログで!

2011年5月27日金曜日

八戸市、宮古市田老訪問 2011年5月20日(金)

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●八戸市訪問
前回4月に訪れた場所をもう一度訪れる。
盛岡→八戸(東北道)→宮古市田老→遠野→北上



<八戸漁港、三沢漁港の状況>
・沿岸部に津波のあとがあるが、前よりも綺麗になっている
・ペンションや工場、小さな住宅は浸水のあとがあるが、すべて中のものは撤去されており、空っぽである。
・復旧作業を少人数で行っている、それ以外に人気はない
・山際に大量の瓦礫の山

そこにいらっしゃった方に話をうかがうと、
・砂地が広がっているところも、津波の前は建物があった
・住宅が襲われた箇所もあり、避難されている方もいる。
・瓦礫の山から使用できるもの、高価なものなどを人々が探しにきている。


●野田村、田野畑村、田老

八戸→宮古市田老までの途中による
前回の訪問から1ヶ月半ほど経過

<野田村、田野畑村、田老の状況>
・瓦礫や住宅、倒壊した建物などがほとんど重機によって片付けられた様子
・とても速い速度で広い地区が片付けられた。
※4月始め時点ははたくさんの瓦礫があり、自衛隊、米軍が捜索中であった。

<グリーンピア田老の状況>
宮古市田老地区にある避難所、「グリーンピア田老」訪問
〒027-0373 岩手県宮古市田老字新田148

田老出身、現在グリーンピア田老での避難所運営をされている方にお話を伺う。
・田老地区で被災された方は全員ここに避難している。
・現在600人程の方がいらっしゃり、体育館とホテルと仮設住宅に避難している。
・体育館→とても広く、きれいに仕切りがたてられている
・ホテル→身体に傷害のある方、体調の悪い方、妊婦さんなどがいらっしゃる
・仮設住宅→敷地内に立てられた仮設住宅に少しずつ入居が始まっている
・仮設住宅は6月中には全員分建設されるとのこと
・地域の方が全員同じところに避難しているため、コミュニティができあがっていて、
押し花教室などを始めたり、炊き出しなども今はボランティアではなく避難している方たちが行っている。
・ボランティアの人手は足りている。宮古市から市内在住の方のみ受け付けている。
・ボランティア以外に、イベントなどの持ち込みはグリーンピア田老で直接受け入れている。
・避難されている方とお話したいという場合は、20:30までが面会時間となっている。


今後の問題として
・仮設住宅に移動した方たちが、体育館の時より、まわりとコミュニケーションがとりずらくなる。
心のケアや、定期的に様子を伺いにいく必要がある。
・仮設住宅に入ると同時に支援物資がなくなるが、田老地区のお店なども流されてしまっているため、
買い物にもいけない。車などの足もない。どこまで支援を続けて行くか。

●お話を聞いたタロちゃんのブログ
※元々はドッグリーダーをされていたようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/dogschooltarochan

●田老に関する情報など
「宮古市、田老町の震災による現在の状況」掲示板
http://savemiyako.1616bbs.com/bbs/savemiyako_tree_r_372.html

2011年5月20日金曜日

石巻市 2011年5月19日(木)

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2011年5月18日〜24日までの小森はるか/瀬尾なつみ2度目の東北移動の報告をブログで情報発信します。
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●石巻市訪問 2011年5月19日(木)
石巻ボランティアセンター参加、南浜町参加、前回お会いした方のお宅に伺う

<石巻市全体の状況>
・4月時点より、道路沿いの瓦礫が減っている地区と全く状況が変わっていない地区がはっきりと目で見てとれる
・交通渋滞が多い
・信号機が復旧していない箇所がある

<ボランティアセンター>
石巻専修大学を拠点にボランティアセンターが活動
設備などは整っており、他のセンターと比べるとボランティアの人数も多いが、
まだまだ人手が足りていない様子。

石巻市災害ボランティアセンターのHP
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10163

・4月時点より、センターの対応が早い
・キャンプ場のようにテントをはって活動している人たちがたくさんいる
・NGOピースボートhttp://www.pb-kyuen.netのボランティア活動もここを拠点にしている
・貸出しの資材庫の設備が整っていて、ここから必要なものを借りることができる
・若者がたくさん参加している
(中には仕事をやめ、こちらの活動にずっと専念している方も)


<ボランティア派遣先の状況>
女性のご老人一人住まいのお宅へ男2人、女4人でボランティア。

・一階部分は津波がきており、柱や床も崩れて抜け落ちていて非常に危険な状態。その二階部分にお一人で住まれている。その方は足腰が悪い様子。
・ニーズ票には人手が3人必要とのことであったが、二ヶ月以上ほとんど手つかずの状態でとても3人で片付けられる状況ではなかった。
・ご家族やご親戚が近くにおらず、ご近所のコミュニティも薄かったためボランティアだけでは判断が難しい問題が発生した際に対応できなくなってしまう。
・家具や電化製品や畳などはすべて海水に浸かっており使用できないが、その方は使用したい意志があり、ボランティアが勝手に撤去や廃棄作業をすることはできない。
・支給されたパンやおにぎりを食べており、営業しているスーパーも知らないようで、まともな食事をされていない様子。

これらの問題に対して、社会福祉協議会はすぐに対応することはできないとのこと。
次にいつボランティアが必要な人数派遣されるか不明な状態である。


<石巻市南浜町の状況>
海岸近くで大きな津波被害、火災にあった南浜町を記録

・夕方ということもあったが人気はなく、写真を取りにきた人の姿を多くみかけた。
・大きな鉄骨の建物以外は跡方もない状態
・2ヶ月以上時間が経過しているが、まだまだ瓦礫撤去だけで時間がかかりそうである


<その他>
・個人宅への救援物資は5月から打ち切りになっている
※一件ずつの被災状況に合わせてではなく、地区、住所別の被害の多きさで判断している様。

・石巻は大きな市であり、ボランティアの運営や人数も比較的整っているように思えるが、
その石巻ですら、瓦礫撤去は全体の3%程度しか終わっていないとのこと。

北茨城市ー仙台市 2011年5月18日(水)

現在、2011年5月18日〜24日までの
小森はるか/瀬尾なつみ2度目の東北移動の報告をブログで情報発信します。
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●東京→北茨城市 訪問 2011年5月18日(水)
北茨城のボランティアに参加していた方に会う

<北茨城市の状況>
・市役所ではボランティアセンターの活動は終了
・市役所にガイガーカウンターが設置
・道路沿いの瓦礫は、2ヶ月前に比べ減っていた
・営業が再開しているところがほとんどであった

<ルート>
首都高→常磐道
・支援物資の輸送やボランティアで被災地入りする際に「災害派遣等従事車両証明書」を取得すると高速料金を免除してもらえます。各自治体で申請してください。(出発地点や、住民票のある自治体が基本)

詳しくはこちら
http://minkara.carview.co.jp/userid/647446/blog/22022924/

私たちは出発日が二日遅れたため、証明書の日付がずれていました。
・首都高では証明書は無効とされ、有料。
・常磐道では北茨城市で確認したところ、証明書は基本的に使用後必ず回収されるため、
それが手元にあれば有効であるとなり、使用できました。
※それ以降盛岡まで、東北道でも日付がずれた証明書は有効扱いでした(5月20日現在)


●仙台市 訪問
せんだいメディアテークへお話を伺いにいく

<仙台市の状況>
・市街地は通過したところ、ほぼ平常どおり
・「がんばれ宮城!」などのメッセージののぼり、看板が増えている
・復興支援にむけて活動しているNPOの集会などが定期的に開かれているとのこと

<ルート>
常磐道→東北道
・4月の時点より、自衛隊の車両を道路で見かけなくなる。

<ボランティアセンター>
仙台市北部津波災害ボランティアセンター/仙台市南部津波災害ボランティアセンターの2カ所で開設

災害ボランティアセンターHP
http://www.ssvc.ne.jp/

・県外から参加可能
・個人ボランティア参加可能
・泥だし、避難所掃除など
・ボランティア活動希望者が少なく、被災者からのボランティア派遣要請に対応できない状況
※その他詳しい情報はHPで事前に調べてから向かうようにしてください。

2011年5月6日金曜日

4月25日から27日女川町から盛岡/野田村での活動

引き続き竹元さんからの情報です。
盛岡や遠野のボランティアセンターでは、ボランティアが必要な被災地まで
ボランティアさんを送り込んでくれるようです。

ーーーーー

●女川から牡鹿半島を見て回ろうとしたがすぐに通行止め。断念。他のルート未確認。
●女川でのボランティアを終えて南三陸を目指すが思わぬ通行止めで迂回を繰り返し
 結局たどり着けず。予定を変更し盛岡を目指す。

<交通状況>
・国道398号を南三陸方面に進むが、北上川を渡る橋が通行止めになっており大きく迂回。→30号/国道45号
・国道45号で北上川を渡る(古川橋)が渡ったらすぐ通行止め。
・国道398号の海沿いのルートは通れないらしい(ガソリンスタンドのおっちゃん情報)ので、南三陸に行くには
 64号で山越えか、戻って三陸自動車道から迂回して行くしかなかった。
*通行止めが多かったのは23日の大雨による土砂崩れと落石の影響が大きかったようです。


<ガソリン状況>
・女川を出れば問題なく給油可

4月26日(火)ー27日(水) 盛岡・野田村

●盛岡市の社協に行くと、沿岸被災地支援のボランティア募集があり、26日午後に登録を済ませ、翌日6:30に盛岡をバスで出発。野田村へ向かう。

4/27

6:30 ふれあいランド岩手からバスが出発

6:50 盛岡駅の近くのマリオスを経由し、ボランティア40名を乗せ野田村へ

9:30 野田村到着

10:00 支援活動開始

12:00 昼食

13:00 支援活動再開

15:00 活動終了

15:30 野田村出発

18:10 マリオス到着

18:30 ふれあいランド岩手着 解散


<活動内容>

男性3・7・19名の3班と、女性11名とに分けそれぞれに仕事が割り振られる。
主に男性は、瓦礫の撤去・運搬、泥出し、家財道具の移動、掃除など
女性は物資の仕分けを担当。

活動内容は野田村に着くまで詳細は分からず、その時の天候やニーズにより変更される。
この日も移動中に一度班分けをしたが、到着後に再び分け直していた。

ボランティアは盛岡以外からも来ていて、そちらのグループは16:00まで支援活動を
続けていた。

<町の状況>

野田村は小さな村だと聞いていたが、人口の割に土地が広く、津波の被害は広範。
昼休みしか周囲を見て回る事ができなかったので全体像はつかめなかったが、
海岸方面から役場の手前まで、残っている建物はほとんどなかった。
とくに川沿いは津波がかなり上ってきたようで、瓦礫があちらこちらに散乱していた

電気と水は来ている。避難所近くでは仮設店舗(マミーストア)が食料や花などを販売していた。
そのほか村内を移動販売車が回っており、食品を買いにくるおばあちゃんの姿をみかけた。

ボランティアのリーダー(社協の人)の話だと、野田村の人はあんまり急いでないのだとか。
焦らずゆっくり綺麗にしていこうという考えだそう。

<ボランティア状況>
岩手県の沿岸被災地域は県内のボランティアだけで足りている。
被災地に直接訪れても、県外からのボランティアはどこも受け入れしていない。
唯一山田町はNPOが仕切っているので受け入れてくれるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山田町災害ボランティアセンター
場所:B&G 山田海洋センター
住所:山田町船越 9 地割 10-1
電話:080-5949-7867
HP:http://www.town.yamada.iwate.jp/ (山田町災害対策本部情報)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

岩手の沿岸の被災地に直接足を運ぶより、
盛岡や遠野から、必要な場所、時に派遣された方が今のところお手伝いしやすいようです。
移動に時間が掛かり活動時間は短くなってしまうが、現地のVCを運営している人数が
どこも5人程度で連日大人数をまとめるほど余裕がない。
物資と同じように、あらかじめ日にちと人数を伝え、まとまった人数送り込むのが
負担が少なく継続もできる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
盛岡市災害ボランティアセンター
住所:岩手県盛岡市若園町2−2/盛岡市社会福祉協議会
電話:019−651−1000
hp:http://www.morioka-shakyo.or.jp/

遠野市災害ボランティアセンター
住所:岩手県遠野市松崎町白岩字薬研淵1-3/遠野市総合福祉センター
電話:0198-637-1001
hp:http://www25.atpages.jp/tonomagokoro/bora1.html
※事前の受付が必要です。hp要確認のこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下、竹元さんからのメッセージです。
私も、同感です。
竹元さん、本当にありがとうございました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

すでにGWに入っており、どの程度ボランティアが集まっているか分かりませんが、
ぜひ連絡をとってから現地に行かれることをお勧めします。
もし人手が足りているようなら無理にボランティア活動をせず、観光しきてはどうでしょうか。
GW前、岩手県ではほとんど県外の車を見かけませんでしたが、
旅館や温泉、飲食店など営業しているところはたくさんあります。
四十九日も過ぎたことですし、義援金だけじゃなく、現地に行って、お金を使って
帰ってくる。それだけでも十分支援になるのではないでしょうか。
 

4月24日、25日 いわき市から女川町

引き続き竹元さんからいただいた情報です。
これからは仮設住宅への転居のお手伝いも必要になってくるようです。
また、一言でボランティアセンターといっても規模も様々、状況も様々なので、
向かう際には電話やブログなどで確認してから向かう方がといいと思います。

ーーー

<ルート>

いわき市→(磐城街道)→小野町・田村市通過→(349号北上)→
柏崎市通過→(12号で東へ)→
川俣町・飯舘村通過→(268号→34号→115号)
→相馬市・相馬港下車→(6号北上→4号北上)→
仙台通過→(45号で海沿いを北上)→塩竃・松島・東松島・石巻→(
398号/女川街道で女川へ)→女川到着


●石巻では朝方の冠水がひどく車体の低い車での通行は困難。乗っていたワーゲンも一時走行不能に。
●女川では市役所が津波で失われており、避難所にもなっている小学校に仮設のボランティアセンターが設けられていた。この日はここで写真洗浄のお手伝いをした。


<ガソリン状況>

(女川)

・石巻から女川へ行く途中に一件営業している。(日曜休み、一般車への給油可)
・あともう一カ所営業を再開したらしいが場所は不明

*その他は海沿いでなければ問題なく営業している。




<ボランティア状況>

●岩沼市災害ボランティアセンター
住所:宮城県岩沼市里の杜三丁目4-15 岩沼市総合福祉センターiプラザ
電話:080-5949-7541
hp:http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10109
受付時間:8:30~13:00
活動時間:9:30~16:00

※電車で行けます(仙台駅から東北本線、岩沼駅)

●東松島市災害ボランティアセンター
住所:東松島市小松字上浮足256-1(東松島市保健相談センター2F)
電話:0225-83-5001
hp:http://msv3151.c-bosai.jp/index.php?module=blog&blk_id=11569&page=5
受付時間:8:30~16:00

※4月16日~5月8日(日)の期間のうちの土日祝日のみ活動
※県外からのボランティアは受け入れていない。

●石巻市災害ボランティアセンター
住所:"宮城県石巻市南境新水戸1/石巻専修大学 5号館1F"
電話:0225-23-6015/080-1375-3228
hp:http://www.osaki-shakyo.com/annai/content0416.html

※女川を除く牡鹿半島のボランティアの斡旋をしている
※石巻市は合併で大きくなってしまったのと、津波でさらわれた範囲が広いのとで瓦礫の撤去がまだまだ残っている。そのためボランティアの活動も1500人規模で地区ごとに送り込まれ瓦礫の撤去にあてているらしい。仕事はたくさんあるようだが、VCでは細かいニーズにはまだ対応できていない様子。
※先日の冠水でせっかく綺麗にした場所もまた浸水してしまい、かなり苦労されている


●女川ボランティアセンター
住所:女川町立女川第二小学校(3/17開設)
電話:080-2346-4291
受付時間:8:30~16:00
活動時間:10:00~15:30くらい

※4月25日、朝8時頃に訪問し、すぐに受付を済ませ、ニーズ表から仕事を割り振られ、この日は写真洗浄の仕事をいただく。

 (集まったボランティア)   (この日のニーズ)

  トヨタから11名    →  瓦礫の撤去

  個人のボランティア6名 →  飛んでしまった瓦屋根にビニールシートをかぶせる/屋内・床の拭き掃除/その他

  個人、3名       →  写真の洗浄

  不明(募集人数2名)  →  交通整理               

  その他5~6名の募集がかかっていたが詳細不明

※24日には42名のボランティアが集まったが、普段は20名程度とのこと
※小学校の体育館は避難所として使っている
※学校が再開したためVCの居場所が無くなるかもしれない。その場合どこに移るかは不明
※女川は人口1万人の小さな町。土地は高低差があり津波で壊れた家と無事な家との境目がはっきりしていた。そのため個人宅の清掃、泥出しのニーズは少なく、ほとんど終わっている。
※日々集まる個人ボランティアのほとんどは県外から来ているようで、ネットに情報を載せていないのに集まってくる事に驚いていた。
※情報公開をしていない理由はボランティアのニーズ、宿泊施設、駐車スペースが少なく大勢来られても困るからということでした。毎日20人くらい自然に集まっているので上手く回せている、現状ではこれ以上増えても減っても困るので情報公開はしていなかった。


~これからのニーズ~

●女川・石巻ではGW明けから仮設住宅への引越しが始まる。
それに伴い引っ越しのボランティアが必要。(個人の荷物は少ないが、冷蔵庫や洗濯機などの家電を支給されるはずなので、それらの荷物を積める車を用意してほしいとのこと)

●引越し後は、(とくに石巻では)全体に目が届かなくなるので、各住宅を訪問し声をかけてまわる必要がある。この声かけ人員が不足するのでボランティアに活躍してほしい。

 
続きます!
http://genjouhoukokuno2.blogspot.com/2011/05/42527.html
 

 

 

4月22日いわき市/

友人の竹元さん(@tkmtsg)にいただいた情報です。
竹元さんは車で東京を出発して、各地のボランティアに参加されていました。
いただいたメールを元に、日にちと地域ごとにページを作っていきます。

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4月22日東京出発。

<準備物>
・作業着
・雨具(カッパ、傘、長靴)
・防塵マスク
・厚手のゴム手袋
・防塵ゴーグル
・スコップ×2(平・丸)
・ガソリン携行缶
・水(ポリタンクに20ℓ)
・ACーDCインバーター/150w(車のシガーソケットから携帯・パソコン等の充電ができる)
・工具一式
・救急箱
・着替え
・食料
・羽毛布団一枚
・カメラ
<忘れたもの>
・懐中電灯(購入できず)
・ラジオ(購入できず)
・帽子

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<ルート>

東京→福島県白河市を目指し4号北上→那須塩原あたりで通行止め。迂回→白河市→御斎所街道でいわき市方面へ→いわき市

<交通状況>

4号=宇都宮を過ぎた辺りから照明減少
  =那須塩原付近で落石、通行止め 
  =御斎所街道、しらかわ駅付近と古殿町で落石のため通行止め
・いわき市方面の通行止め=田人町石住・才鉢地内、土砂崩れ→迂回路_国道349号・国道49号
・いわき市までは渋滞もなく路面の荒れも気にならなかった。

<ガソリン状況>

小名浜周辺のスタンド以外は営業していた(レギュラー145~155円)

<ネットカフェ>

いわき市内

・自遊空間(24h_営業中)/平南白上1-5-12/0246-35-1188
・遊パラダイス(24h_営業中)/小名浜岡小名字広畑2-7-5/0246-73-8688
・ケイ(電話通じず)/内郷綴町沼尻89/0246-73-2723

     *シャワー施設はどこも無し
<町の状況>

・いわき市の駅周辺は人も多く賑わっていたが、いわき出身の友人に聞いたところ、少し前まで放射線の風評被害でゴーストタウンになっていたのだとか。

<ボランティアセンター>

・いわき市小名浜地区災害ボランティアセンター
住所:福島県いわき市小名浜中町境17-15
電話:0246-92-4298
hp:http://onahama-volunteer.jimdo.com/
※いわき市在住の方のみ

・いわき市勿来地区災害ボランティアセンター
住所:"福島県いわき市錦町原田148-1/株)クレハいわき事務所 鷺内社宅跡
電話:0246-63-5055
hp:http://ndvc.blog59.fc2.com/blog-category-8.html
※県外受付あり

・いわき市災害救援ボランティアセンター
住所:いわき市平字菱川町1番地の3いわき市災害救援ボランティアセンター(いわき市社会福祉協議会内)
電話:0246-22-5501
hp:http://www.iwaki-shakyo.com/saigaiborasen.html
※県外受付あり

続きます
http://genjouhoukokuno2.blogspot.com/2011/05/2425.html

2011年5月4日水曜日

報告会のお知らせ③

5月にも小森はるか/瀬尾なつみによる東北での活動を報告する会を開きます。
今度は京都で開催します!モデレーターは大船渡に自転車を届けるプロジェクトを行っている椿昇さんです。同行したヤノベケンジ教授、大学院長の浅田彰教授も同席されます。

また第2回の3331での報告会も行います!大船渡にてアーティスト炊き出しなどされている
ワンピース倶楽部の石鍋博子さん、未来美術家の遠藤一郎さんをゲストにお招きします。

ボランティア行きたいけど、どうしたらいいかわからない、
報道以外の現地の声が聞きたいなど、なんでも興味ある方はぜひご参加ください。

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「京都の人へ、東北報告会」

日程:2011年5月12日(木)

時間:18:30-20:30

会場:京都造形芸術大学 教室NA403

司会:椿昇教授

報告者:小森はるか、瀬尾なつみ

主催:京都造形芸術大学大学院総合造形領域
http://bixko.net/news/20110504085624/

3月30日から4月9日まで小森はるか、瀬尾なつみの2人で東北へ向かいボランティアをしながら各地をまわっていました。様々な問題が次々に飛び込んできて、それをただただ実感したというのが私たちの今の状態であります。3月11日以降、身動きのとれなくなった人たちも、何かしたいという衝動にかられて行動した人も、じっと考え続けている人もいます。そういう人たちへ、まず足を運んだ私たちから伝えるべきことがあると思っています。東京で報告会を開催してきましたが、京都で活動されている学生さん、アーティスト、美術関係の方々とこの会を通して考えていく場のきっかけとなれば幸いです。司会には今回の震災に対して積極的に活動されている椿昇先生をお招きし、答えや結果を求めるのではなく、決して目を背けることはできないということを報告会として伝えることができたらと思っています。


<略歴>
椿昇
1953年京都市生まれ 現代美術家
京都造形芸術大学美術工芸学科長。1989年「アゲインスト・ネーチャー展」。1993年ベニスビエンナーレ・アペルト。2001年横浜トリエンナーレ。2003年水戸芸術館で「国連少年展」。2005年占領下の物語Ⅱ美術担当。マサチューセッツ工科大学レジデンス。2009年京都国立近代美術館「GOLD/WHITE/BLACK」展。2010年六本木アートナイトメインアーティスト、瀬戸内国際芸術祭で2つのプロジェクト制作。

小森はるか
1989年静岡生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 映画、映像作品制作。

瀬尾なつみ
1988年東京生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻 主に絵画作品制作。

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「東京の人へ、東北報告会」

日程:2011年5月15日(金)

時間:16:00-

会場:3331 Arts Chiyoda

進行:小森はるか、瀬尾なつみ

ゲスト:石鍋博子さん(ワンピース倶楽部代表)、遠藤一郎さん(未来美術家)

主催:Arts Action 3331
http://action.3331.jp/

今後の活動や現状を報告する会として3331にて第2回目を開催致します。
ゲストにお招きしました石鍋博子さん、遠藤一郎さんの活動をお聞きしながら、
来場者の方々も一緒に、それぞれの震災に対しての向き合い方を考える場になればと思っております。
また、こういった会を継続的に開いていきたいという思いで第2回を企画致しました。
前回参加された方も、もちろん今回はじめてという方も足をお運び頂けたら幸いです。

<問い合わせ先>
komori.seo@gmail.com
080-6972-8989(代表)
ブログ:http://genjouhoukokuno2.blogspot.com/