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2011年5月18日〜24日までの小森はるか/瀬尾なつみ2度目の東北移動の報告をブログで情報発信します。
移動した場所で得た情報や、ボランティアセンター情報、再度訪れた場所の状況の変化など伝えていきます。リンクやtwitterでの拡散歓迎です。
●石巻市訪問 2011年5月19日(木)
石巻ボランティアセンター参加、南浜町参加、前回お会いした方のお宅に伺う
<石巻市全体の状況>
・4月時点より、道路沿いの瓦礫が減っている地区と全く状況が変わっていない地区がはっきりと目で見てとれる
・交通渋滞が多い
・信号機が復旧していない箇所がある
<ボランティアセンター>
石巻専修大学を拠点にボランティアセンターが活動
設備などは整っており、他のセンターと比べるとボランティアの人数も多いが、
まだまだ人手が足りていない様子。
石巻市災害ボランティアセンターのHP
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10163
・4月時点より、センターの対応が早い
・キャンプ場のようにテントをはって活動している人たちがたくさんいる
・NGOピースボートhttp://www.pb-kyuen.netのボランティア活動もここを拠点にしている
・貸出しの資材庫の設備が整っていて、ここから必要なものを借りることができる
・若者がたくさん参加している
(中には仕事をやめ、こちらの活動にずっと専念している方も)
<ボランティア派遣先の状況>
女性のご老人一人住まいのお宅へ男2人、女4人でボランティア。
・一階部分は津波がきており、柱や床も崩れて抜け落ちていて非常に危険な状態。その二階部分にお一人で住まれている。その方は足腰が悪い様子。
・ニーズ票には人手が3人必要とのことであったが、二ヶ月以上ほとんど手つかずの状態でとても3人で片付けられる状況ではなかった。
・ご家族やご親戚が近くにおらず、ご近所のコミュニティも薄かったためボランティアだけでは判断が難しい問題が発生した際に対応できなくなってしまう。
・家具や電化製品や畳などはすべて海水に浸かっており使用できないが、その方は使用したい意志があり、ボランティアが勝手に撤去や廃棄作業をすることはできない。
・支給されたパンやおにぎりを食べており、営業しているスーパーも知らないようで、まともな食事をされていない様子。
これらの問題に対して、社会福祉協議会はすぐに対応することはできないとのこと。
次にいつボランティアが必要な人数派遣されるか不明な状態である。
<石巻市南浜町の状況>
海岸近くで大きな津波被害、火災にあった南浜町を記録
・夕方ということもあったが人気はなく、写真を取りにきた人の姿を多くみかけた。
・大きな鉄骨の建物以外は跡方もない状態
・2ヶ月以上時間が経過しているが、まだまだ瓦礫撤去だけで時間がかかりそうである
<その他>
・個人宅への救援物資は5月から打ち切りになっている
※一件ずつの被災状況に合わせてではなく、地区、住所別の被害の多きさで判断している様。
・石巻は大きな市であり、ボランティアの運営や人数も比較的整っているように思えるが、
その石巻ですら、瓦礫撤去は全体の3%程度しか終わっていないとのこと。
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