2011年7月18日から19日にかけて東北を訪れました。
今回で3回目になります。大学院の同級生、野口健吾さんも一緒に行きました。
そこで聞いたお話をまとめ、blogで伝えていきたいと思います。
今、東北の人たちの声を多くの方に知って頂けたらと思って活動しています。
7月18日→名取市閖上、名取市北釜
7月19日→釜石市、山田町、陸前高田市
A 岩手県下閉伊郡山田町
B 岩手県釜石市
C 陸前高田市
------------------------------------------------------------------------------------------------------
陸前高田市災害ボランティアセンターへ
<陸前高田市災害ボランティアセンター>
〒029-2202
陸前高田市横田町狩集96-3
連絡先(代表)
090-1344-6017
090-1344-5763
http://rikutaka.ti-da.net/
・県外、個人ボランティア受付可能
・駐車場あり
・宿泊施設あり
・個人宅、畑、田んぼの瓦礫撤去が主な依頼
・道具の貸し出しあり
※バスなどの公共交通機関はないため、自家用車でお越し下さい。
<宿泊施設>
住田町役場 大股地区公民館
〒029-2311
岩手県気仙郡住田町世田米字下大股66−1
無料
宿泊可能者約100人(布団寝袋貸し出し可)
敷地内テント約60張り可能
駐車可能台数100台以上
※男女別水洗トイレ、館外にも水道あり
連絡先
080-2820-2058(南)
090-2790-0564(村上)
------------------------------------------------------------------------------------------------------
<震災直後なぜボランティア来ても困るという情報が流れたのか>
・自分の家を助けにきてくれた人たちが亡くなったり怪我してほしくない。
・ボランティアに行こうとする人たちの中には、自分がここに来たらなんとかなると思っている人が多いのではと危惧していた。
<陸前高田市ボランティアセンター立ち上げ>
新たに現在の場所に移転し、4月末に震災後1ヶ月かけて立ち上げ。それからボランティアの数は順調に増えている。
・最初はボランティアがどういった人たちなのかを、住民の人に知ってもらう。
・民家ではなく、畑や田んぼの瓦礫撤去のニーズを引き受け、街並みの中でボランティアの人がどういう作業をしているか住民の方が見かけることで知ってもらう。
<方言の問題>
・近隣の地域でも方言の違いがはっきりしており、普段その地域以外の人がくることがないのに、たくさん違う土地の人たちが足を運んできていて、不安に思う住民の方は多い。 <現在の状況> 2011年7月19日現在
ニーズ件数 毎日約2000件
ボランティアの数 平日600人、休日は900人
・リピーターが多い。
・2000件のニーズがあるが、1000人以上ボランティアの数が増えるとセンターが管理しきれなくなってしまい、けが人が増えてしまう。
<今後の活動>
9月以降どうコンスタントにボランティアが集まるようにするか。秋、冬にかけて減るのは目に見えているが、絶やさないように工夫したい。リピーターを増やすこと。<ボランティアの人にお願いしたいこと>
・住民の方々は、毎日違う人がやってきて大きな音をたてたりするのが数ヶ月も続いて、少しずつストレスがたまってきているはずなので、気を使ってもらいたい。・ 作業のための作業ではなく、住民の方とのコミュニケーションツールだと思って取り組んでもらいたい。
・今の段階ではスピードが求められているというわけではないので、効率よくやることよりも、住民の方々と話ながら進めてもらえたらよい。
<写真洗浄の状況>
・陸前高田市では一度ボランティアセンターで預かり、市が管理している災害対策本部に運ばれ、洗浄され展示されている。 ・市町村によって、市が管理するか民間が管理するか違う。
・遠野市でもボランティアの人が洗浄している。
------------------------------------------------------------------------------------------------------
●陸前高田市米崎に住まれている方のお家へ
4月、5月にたずね、今回で3度目。
家の前が大分片付いていました。田植えもされていました。
2011年5月 |
同じ場所の2011年7月 |
2011年5月の田んぼ |
2011年7月の田んぼ |
・ひまわりは塩分を吸収するということもあり、米崎ではひまわりがたくさん植えられているよう。
・電話の回線はまだつながっていない。
・スーパーができた。
・この方の親族では亡くなった方がいないが、近隣の方と会ったり話したりするときにそういった話をしないように気をつけていると仰っていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿