2011年4月29日金曜日

岩手県保育園へクレヨン支援物資のための募金のお願い

岩手の保育園再開にむけての活動をしている方から
もうすぐ再開する園児60人分のクレヨンの支援物資にご協力いただけないかと連絡をいただきました。

以下のクレヨンを60セットお送りしたいと考えています。
「サクラ クレパスふとまき16色」1セット:630円×60人=約40,000円

寄せ集めの使いかけクレヨンではなく、新品の全員同じものを送りたいと思っており、
募金から資金を集めて、大学生協で購入したいと思っております。
もし余裕があれば画用紙も足りないようなので送りたいと思っています。

以下は、その依頼された方からのメールの一部です。(4月28日現在)
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現在、岩手県沿岸部の幼稚園、保育園再開に向けて、お手伝いさせていただいております。
岩手県盛岡市在住です。ご存知のように今回の震災で岩手県沿岸地域は、津波の影響で、
中学校、小学校、幼稚園、保育園のほとんどが流されてしまいました。
今、現在、幼稚園で再開が決まっているところはありません。
保育園は、陸前高田の広田保育園、高田保育園が再開されています。
再開される見込みの園では、物資が足りておりません。
現地で、活動されている岩手県立大学准教授の山本先生とユニセフとの恊働で幼稚園、保育園の物資のお手伝いをしていますが、必要なものは、たくさんあり、
その中で、園が再開されてすぐに子供たちが使えるクレヨンを必要数確保したいとのことで
東京芸術大学の学生さんでボランティア活動をされている方に、同じメーカーの同じクレヨンをご支援していただきたく
メールさせていただきました。私の担当は、1園のみです(園児は60人おります)
もし、ご協力していただける方がいらっしゃいましたら、
突然のお話に、ご支援をいただきますこと、とても感謝しております。
-------
クレヨンはわたしたちが責任を持って、保育園へお届け致します。

とても急なお願いになってしまうのですが、みなさまどうかご協力お願い致します。
ご協力いただける方は下記までご連絡ください。



<問い合わせ>
komori.seo@gmail.com

先端芸術表現専攻 修士1年 小森はるか
油画専攻 修士1年 瀬尾なつみ

2011年4月27日水曜日

報告会のお知らせ② 2011年4月27日

●東京芸術大学映像研究科での報告会

小森はるか/瀬尾なつみによる東北での活動を報告する会を開きます。
東京にいらっしゃる方、ボランティア行きたいけど、どうしたらいいかわからない、
報道以外の現地の声が聞きたいなど、なんでも興味ある方はぜひご参加ください。

4月28日(木) 18:00-
会場:東京芸術大学映像研究科馬車道校舎 1F ホール
 http://www.geidai.ac.jp/access/yokohama.html
MC:桂英史教授

<主旨>
3月30日から4月9日まで2人で東北へ向かいボランティアをしながら各地をまわっていました。
様々な問題が次々に飛び込んできて、それをただただ実感したというのが私たちの今の状態であります。
3月11日以降、身動きのとれなくなった人たちも、何かしたいという衝動にかられて行動した人も、じっと考え続けている人もいます。そういう人たちへ、まず足を運んだ私たちから伝えるべきことがあると思っています。
答えや結果を求めるのではなく、決して目を背けることはできないということを報告会として伝えることができたらと思っています。

<問い合わせ先>
komori.seo@gmail.com
080-6972-8989(代表)
ブログ:http://genjouhoukokuno2.blogspot.com/

2011年4月24日日曜日

岩手のボランティア状況 2011年4月24日現在

2011年4月24日
岩手社会福祉協議会の「ずっぱりボランティアいわて」のページに貼られていたExcelFileを参考に、岩手内のボランティアセンター活動人数の状況を報告します。
Excel見れない人やこれからGWにかけてボランティアに向かう方ご参考にしてください。

※4月24日現在

●岩手県全体の活動人数

4月20日(水) 827人
4月21日(木) 955人
4月22日(金) 1,079人
4月23日(土) 1,274人

累計:33,699人

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●宮古市
4月20日(水) 40人
4月21日(木) 127人
4月22日(金) 80人
4月23日(土) 90人

累計:3,144人

●宮古市災害VC
http://www.miyako-shakyo.or.jp/02_chiiki/chiiki01_H23shinsai_saigaivol.html
宮古市小山田二丁目9-20
saigaishien@miyako-shakyo.or.jp 
※問い合わせが殺到しているため、E-mailのみ
活動時間:10:00-15:00
県外団体なら受け入れ可(土日のみ)

●宮古市田老地区災害VC
4月18日より、宮古市田老地区にボランティアセンターができました

宮古市田老宇乙部141-29(田老福祉センター内)
TEL:080-2820-3478(受付時間:9時から17時まで)
田老地区内の活動場所まで移動できる方(市内在住の方)限定

・岩泉町災害VCが活動を支援しています。

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●大船渡市
4月20日(水) 138人
4月21日(木) 72人
4月22日(金) 79人
4月23日(土) 90人

累計:3,323人

遠野市災害VCから受付
http://www25.atpages.jp/tonomagokoro/bora1.html
TEL:0198-637-1001
個人不可。

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●陸前高田市
4月20日(水) 50人
4月21日(木) 91人
4月22日(金) 100人
4月23日(土) 46人

累計:2,758人

遠野市災害VCから受付
http://www25.atpages.jp/tonomagokoro/bora1.html
TEL:0198-637-1001
個人不可。

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●釜石市
4月20日(水) 49人
4月21日(木) 78人
4月22日(金) 73人
4月23日(土) 170人

累計:6,067人

釜石市災害VC
http://www8.ocn.ne.jp/~shakyo8f/
釜石市鈴子町15-2(釜石市郷土資料館まえ)
TEL:0193-22-2310(代表)

市内の方を中心にボランティアを募っております。
市・県外の方でボランティアをしたい方は下記の連絡先までお問い合わせ願います。
TEL:019-637-7594
宿泊場所なし。テント設置不可

・4月30日に花巻市からバスが出てます!※雨天決行
http://www.iwate-shakyo.or.jp/cgi/news.cgi?f1=1303470368&f2=iv01

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●大槌町
4月20日(水) 99人
4月21日(木) 216人
4月22日(金) 385人
4月23日(土) 361人

累計:4,910人

●大槌町災害ボランティアセンター本部
http://kaigo.nsyakyo.or.jp/ootsuchi/
大槌町上町1-1
TEL:080-3518-8490

●桜木町サテライト
大槌町桜木町14−9(桜木町会館)
TEL:090-1361-6226

●大ヶ口サテライト
大槌町大ケ口1丁目5−5(大ヶ口多目的集会所)
TEL:090-1361-6283

盛岡からバスが出てます!
http://www.iwate-shakyo.or.jp/cgi/vc_news.cgi?f1=1303457602&f2=iv01

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●山田町
4月20日(水) 227人
4月21日(木) 97人
4月22日(金) 80人
4月23日(土) 168人

累計:1,735人

山田町災害VCブログ
http://videog.jp/view.php?yamada&nowPage=1&PHPSESSID=a207694fd97bd38f95a29341a571dd5b"
山田町船越9地割-10-1)
TEL:080-5949-7867
080-2738-6608
080-2299-1218 
080-2299-1198

・盛岡からバスが出てます!
http://videog.jp/view.php?raito.hinata&nowPage=1&PHPSESSID=757ede557841596233b4cef5c7d831d9
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●野田村
4月20日(水) 224人
4月21日(木) 274人
4月22日(金) 282人
4月23日(土) 349人

累計:4,901人

個人ボランティアは受付ていません。
問い合わせは岩手社会福祉協議会から→TEL:019-637-4466

・盛岡からバスが出てます
http://www.morioka-shakyo.or.jp/saigaivorantia.html

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その他


●盛岡市災害VC

http://www.morioka-shakyo.or.jp
岩手県沿岸部へバスが出ています。
県外受付可。個人可。


●遠野市災害VC

http://www25.atpages.jp/tonomagokoro/bora1.html
TEL:0198-637-1001
岩手県沿岸部の支援の拠点となっています。
県外受付可。個人可。

2011年4月17日日曜日

これからの活動のお知らせ

<報告会のお知らせ>
小森はるか/瀬尾なつみによる東北での活動を報告する会を開きます。
東京にいらっしゃる方、ボランティア行きたいけど、どうしたらいいかわからない、
報道以外の現地の声が聞きたいなど、なんでも興味ある方はぜひご参加ください。

「応答せよ」
4月21日(木) 16:30-
東京芸術大学上野校 絵画棟内
スピーカー:OJUN准教授
※芸大生以外でご参加したい人がもしいたら、
一度ご連絡ください。
komori.seo@gmail.com


「東京の人へ、東北報告会」
4月25日(月) 19:00-21:00
会場:3331 ArtsChiyoda
1F トーク/スクリーニングスペース
 http://www.3331.jp/access/
ゲスト:遠藤一郎さん(未来美術家)

<主旨>
3月30日から4月9日まで2人で東北へ向かいボランティアをしながら各地をまわっていました。
様々な問題が次々に飛び込んできて、それをただただ実感したというのが私たちの今の状態であります。
3月11日以降、身動きのとれなくなった人たちも、何かしたいという衝動にかられて行動した人も、じっと考え続けている人もいます。そういう人たちへ、まず足を運んだ私たちから伝えるべきことがあると思っています。
同じく東北でボランティアをしているアーティストの遠藤一郎さんをゲストにお迎えし、
答えや結果を求めるのではなく、決して目を背けることはできないということを報告会として伝えることができたらと思っています。


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<サイト立ち上げ準備のお知らせ>
これから情報収集、共有、ネットワークのためのサイトをつくる動きを始めています。
長期的にも、即戦的にも活用できるものを考えいます。
届かない声もたくさん集めたいです。ぜひご協力おねがいします。
何か情報提供してくださる方がいらっしゃれば、
こちらまでメールください。
komori.seo@gmail.com

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<東北へむけて>
5月半ばにまた東北へボランティアや情報収集のために行きます。
もし、ここの情報たりないとか、見てきてほしい場所があれば
お伝えください。

2011年4月13日水曜日

復興支援 アート関係の情報

<復興支援 アート関係>

●ARTS NPO AIDのHP
http://anpoap.org/

アーティストならびにアートNPOの表現の回復を推進するプラットフォーム「アートNPOエイド」を立ち上げ、アーティストやアートNPOによる復興に向けた取り組みや、被災した地域に住まい活動してきたアートNPOの活動再開を応援するため、活動支援を目的とした寄附募集やウェブメディアをはじめています。

●ARTS NPO LINKのブログ
http://artsnpo.exblog.jp/

アートNPOエイドを立ち上げたNPO法人アートNPOリンクのブログ。
様々なNPO関係の取り組みが報告されています。


●3331 Arts Chiyoda
http://www.3331.jp/schedule/000926.html

東日本大震災を機に立ち上がった様々なアートアクションへ、
1階メインギャラリーを期間限定ではございますが無料解放致しています。


●AAF
http://www.asahi-artfes.net/

AAFネットワークの支援募金を開始しています。
今後もその他に支援の動きが始まるようです。


●S-AIR のブログ
http://sair.exblog.jp/

北海道でレジデンス等の活動をしている特定非営利活動法人S-AIR(エスエア)
のブログです。被災されて活動場所のないアーティストへ場所の提供などしているようです。


●DIY HEARTS
http://www.diystars.net/hearts/index.html#outline

配信システムDIY STARSを活かした募金サイト。
音楽、動画、漫画、小説、アプリなど、さまざまな作品が集まり、投げ銭式で値付けされ、その収益は東日本大震災復興支援のために役立てられます。


●福興会議
@fukukou_act

『福興会議』は、東北芸術工科大学+山形大学有志により立ち上げ。山形と石巻の避難所で活動中。Twitterで情報がみれます。



●タノタイガさんのブログ
http://blog.taigart.com/

仙台出身のアーティスト、タノタイガさんのブログ。
石巻でのボランティア活動のレポートです。

復興支援関係のHP、ブログ情報 2011年4月12日

東京に戻ってから、色々な方々からの情報提供をいただきました。
わたしたちの知っている範囲で、情報の集まっているブログなどを
ここで紹介します。ぜひ情報収集に役立てて下さい。


<ふんばろう東日本プロジェクト関係>

●ふんばろう東日本プロジェクトのサイト
https://sites.google.com/site/fjm201104/

南三陸町の支援モデルを全国に広めるプロジェクト。
行き届かない支援物資の情報提供などに力をいれてます。
ボランティアの募集もしています。


●西條剛央のブログ:構造構成主義
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/

早稲田大学大学院で専任講師をされている西條剛央さんのブログ。
「ふんばろう東日本プロジェクト」を立ち上げ、南三陸町や陸前高田など
情報が入りにくい被災地での現地レポートなど日々更新されています。

●西條さんの南三陸町のレポート 
http://getnews.jp/archives/108425


●ふんばろう南三陸+石巻雄勝プロジェクトブログ
http://sakananomiura.blog.fc2.com/blog-category-2.html

まだまだ物資が行き届いていない南三陸と雄勝にある末端の避難所のニーズに
リアルタイムで応じ、ダイレクトに支援物資を送るプロジェクトです。


●ふんばろう東日本プロジェクト後方支援臨床家サイト
http://cureeastjapan.blog.shinobi.jp/

ふんばろう東日本プロジェクトのボランティアスタッフを
ケアしていただける臨床家様一覧のページです。

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<大学関係>

●日本財団学生ボランティアセンター「Gakuvo」のブログ
http://blog.canpan.info/gakuvo/archive/145

日本財団学生ボランティアセンター、通称ガクボ。
学生スタッフたちが、ガクボの様子をレポートします。
現在、学生大学生泥かきボランティア隊を募集中。


●Smile TradeのHP
https://sites.google.com/site/fjm201104/

サポート側と、必要とされている活動をマッチングさせるシステムで
動いています。

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<RQ市民災害救援センター関係>

●RQ市民災害救援センターHP
http://www.rq-center.net/

避難している小規模の避難所を中心に、被災者と対話しながら
刻々と変わるニーズに応じた支援活動を行っています。

●Yukiさんのブログ
http://ameblo.jp/fukafuka99/

RQに参加し、宮城県登米市で活動しているyukiさんのブログです。
twitter→@Yu-yu

2011年4月10日日曜日

塩竈市 2011年4月9日

2011年4月9日

●塩竈市訪問

仙台市→塩竈

<交通状況>
・混雑、渋滞なし
・塩竈付近で停電地区あり(信号機なしだが、警官はほとんどいない)

<ガソリン状況>
・4号線沿いのガソリンスタンドはほとんど営業中
・混雑もなし、152円前後

<トイレ状況>
・塩竈市では断水箇所あり、一部使えない
・塩竈駅付近の公民館のトイレは使用可能でした。


●エスブ訪問

塩竈のギャラリー birdoflugasのみなさんが
ふれあいエスプ塩竈という場所で子供たちに文房具を
無料配布するイベントを行っていました。
代表の高田さんとお話しました。
雨なのに子供たちがたくさん訪れとてもにぎわっていました。

birdoflugas HP →http://www.birdoflugas.com/
      blog→http://blog.birdoflugas.com/



●塩竈市災害ボランティアセンター

雨であったので、活動休止という案内がHPで出ていたのですが
実際に訪れたら活動していました。

塩釜市災害ボランティアセンター
   塩釜市東玉川町9-1(塩釜市交流センターエスプ)
   ℡080-1679-8988(もしくは080-1679-8989)
   http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10113

・ニーズ票から依頼された箇所へ順に人数が派遣される
・各県の社協の方々も運営に参加
・センターには長靴やゴム手袋、掃除用具などすべてが完備
・ボランティアへも食事の配給がある
・ボランティア送迎車があり、依頼されたお宅へ向かう

かなり体制は整っているようにみえましたが、
ボランティアを持ち上げすぎな印象をうけました。

伺ったお宅は男3人、女2人の5人のボランティアを要請していました。
しかし、実際に到着すると、ほとんど家の中は片付いており、
男手を必要とする作業も特にありませんでした。
床の掃き掃除や拭き掃除など、簡単な作業しかなく、
そのあと、ボランティアとは別に、その方の友人が3人手伝いにきており
人手があまっている状態で、本日のボランティアは終了しました。

しかし塩竈の街並みは、まだまだ復旧には時間のかかる状況で、
もっと人手が必要な家をたくさんみかけました。
雨だったので作業している人はあまりいませんでしたが、
ここでも社協のマニュアル通りに依頼があった箇所のみの派遣に留まっていました。

直に歩き回って声をかけてボランティアが動いていたら、
もっと効率よく街全体に手が行き届くような気がしました。


●塩竈市→東京
三陸道で東京に向かいました。

<交通状況>
・混雑なし
・サービスエリアにはガソリンも食料もありました。
(販売数限定の商品もあります。たばこなど。)

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無事に東京に帰宅しました。
明日からこのブログは現地からの情報提供ができなくなります。
しかし、これで終わりではなく、新たにこれからわたしたちが東京を拠点に
できる活動を始めたいと思います。

引き続き、現地での状況など、確かな情報を回収してここで発信できたらと
思っています。
現在、ボランティアに向かわれている方、これから向かう方、ぜひ状況をお伝えください。
メールでもtwitterでも構いません。
komori.seo@gmail.com
@komoriharuka
@seonatsumi

本当に多くの方からメッセージをいただき、感謝しています。
ありがとうございました。

2011年4月9日土曜日

石巻市 2011年4月8日

2011年4月8日

●石巻市再び訪問
もう一度、石巻で気になっていた方々を訪ねに。
石巻は先日よりも駅前などきれいになっていた。
しかし、昨夜の地震で停電、断水になり、ガスの復帰もさらに時間がかかりそう。
一部では、電気も水道も戻っているよう。
しかし、一ヶ月たとうとするときにこのような大きな余震があったので
避難所が混雑し、一時パニック状態になったとのこと
住民の方々も疲労がたまっているように見えたが、
以前より元気そうに話すおじいちゃんもいたので少し安心した。

仙台→石巻市 4号→8号→45号

<交通状況>
(4月8日12時現在)
・渋滞が松島付近までつづく
・8号線にはいると停電していて信号機がついていない
・石巻ではガソリンもまだ復旧していない箇所多数
・停電も昨夜の影響で増えていた
・石巻市内では、まだ通行止めがいくつかある(迂回順路の指示でてます)
・石巻市内では、ゴミ捨て場や瓦礫のたまった小さな道路が通りにくいので、
徐行運転でお願いします。

<トイレ状況>
わたしたちは実際に利用していませんが、
断水が相次いでおり、節水を呼びかけている。
トイレットペーパーはできるだけ流さないように。

<ボランティアセンター>
こちらにボランティアセンターの状況がのっています。
先日よりも機能がよくなっている様子
http://www.camper.ne.jp/npo/ishinomaki/

<被害状況の情報>
石巻、女川の被害状況が写真でたくさんまとまっています。
ご紹介いただいたサイトです。
http://shinyousha.com/shinsai/

<宿状況>
・石巻周辺のインター付近のホテルなどは満室が多いようです。
・仙台市のネットカフェ「自遊時間 仙台店」は本日も営業しています。シャワーあり。ちょっと混雑中。
仙台市若林区若林4丁目9-25

2011年4月8日金曜日

南三陸町 仙台市 2011年4月7日

●北上市→南三陸町→石巻→仙台

南三陸町も今までみた津波の被害と同じように
家がほとんどなくなっていて、大きな被害をうけていた。
自衛隊の捜索、解体作業が行われていたが、まだ手をつけていない箇所も多数。
川沿いにたくさんのものが流れ込み、木に衣類などがたくさんひっかかっているのをみると
その高さまで波が来ていたことがわかる。

<南三陸町のボランティアについて>
4月7日現在
電話080・2055・1066または0878
避難所に物資を運ぶ4トントラックとその運転手のみ募集。
1日4台。必ず事前に電話を

<交通状況>
4月7日現在
・石巻付近の45号線で上下線渋滞
・塩釜市あたりから仙台まで45号線渋滞
・石巻から仙台までの道のりで、停電し、信号機ない箇所あり

<トイレ状況>
4月7日現在
・石巻付近ではまだ断水がつづいている箇所があり、使えないところもある
・45号線を仙台方面にむかったとこにファミリーマートがあり、そこではトイレ使用可能でした
(詳しい店舗わからずすみません。)

<ガソリン状況>
4月7日現在
・石巻付近では午前中に売り切れている店や、閉店しているところが多い
160円ぐらい
・仙台付近では渋滞もなくなり、152円前後

4月8日深夜一時ころ 仙台のガソリンスタンド宇佐美で行列できていました
4月8日朝 特にガソリン渋滞はみかけませんでした

<お風呂状況>
北上市の「嵐の湯」入浴のみ630円 朝9:00から夜9:00まで
北上市上野町5-26-1 TEL0197-61-5519
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●仙台市地震状況 4月8日現在

4月7日23時32分ころ、地震がありました。
ちょうど仙台のネットカフェにおり、縦の小刻みの振動のあと、
大きく横にゆれました。本棚が崩れて倒れたり、壁がはがれました。
仙台市内は停電している箇所が多く、避難所を探しました。

*** 地震の概要 ***
発生日時:4月7日23時32分頃
マグニチュード:7.4(速報値)
場所および深さ:宮城県沖(牡鹿半島の東、約40km付近)、深さ約40
km(速報値)
発震機構等:西北西から東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型 (速報値)
※今回の地震は、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余
震と考えられます。

<避難所状況>
まったく避難所の情報が入ってこない状況がつづき、
友人が調べてくれた「戦災復興記念館」にいきました。

戦災復興記念館
仙台市青葉区大町2-12-1

そこでは以前は避難所として受け入れていましたが、
昨夜起きた地震の避難所としては開放しておらず、
泊めてくれる様子でしたが、ちょうど避難所が開放したとのことで
小学校にいきましたが、停電しており、受け入れ態勢もありませんでした。

避難所の開放の発表は地震発生から3時間後にあり、
特に情報も流れていないまま結局探し当てられず、
車中泊しました。駐車場には人が車中泊している人が多数いました。

朝には停電もなおっていました。

<ネットカフェ状況>
・快活CLUB名取店→電話つながらず(4月8日朝9時現在)
・ファンキータイム→地震発生時、退店させられる
・自遊時間仙台店→漫画は読めないが、ネットの使用なら通常どおり営業(4月8日朝9時現在)

そのほかにもネットカフェは仙台にありますが、
もともと節電のために営業時間を短くしているところが多いです。

・コンビニなども早期閉店が多数みられる。セブンイレブンは長く営業しているところが多い

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朝の報告になってしまいました。
本日は友人と合流して、石巻に向かいます。

2011年4月7日木曜日

被災地各地のボランティアセンター、被害状況などのまとめ

情報がたまってきたので、今までの各地の様子、ボランティアセンターの状況などをまとめます。
私たちが参加しているのは個人ボランティアとしてなので、

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以下に情報がなくても、ボランティア団体としてなら、各地に参加できる場合も多々ありますので、事前に調べてから向かった方がいいと思います。
社共のボランティア情報まとめサイト:http://blog.goo.ne.jp/vc00000/
岩手県のボランティア情報まとめサイト:http://zuppari.jp/iwate/jisin/volunteer/rikuzentakata.html
宮城県のボランティア情報まとめサイト:http://msv3151.c-bosai.jp/

わたしたちは今まで移動してきて、
ボランティアセンターが発足していること自体が、町が少しずつ機能し始めていることをあらわしていると感じました。

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見てきた限り、岩手県の海沿いの町が町全体を失ってしまうような大きな被害があるようでした。
県境ではっきりと様子が変わるわけではもちろんありませんが、
久慈市付近から岩手のと宮城の境付近まで、町がすっぽりとなくなっている箇所がたくさんありました。
宮城から南下していくにつれ、町として半分くらい機能していて、被害のある海沿いを抱えているという状態に変化していったように思っています。
ちなみに、福島は原発の関係で情報がありません。

報道では各地がばらばらに紹介され、どこがどの程度、というのは非常にわかりにくいのが現状だと思います。
以下にまとめましたが、もう少し詳しい情報がほしいなどありましたら、メッセージをいただければ、と思います。

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以下、八戸から南下して記載。
●市町村名(主に見た場所):(行った日付)
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●八戸(主に鮫町、八戸港):(4月4日)
被害の範囲はあまり広くはないものの、流された家なども見られました。
港付近の道路はほぼ瓦礫は端に寄せられ、片付けられていました。

八戸市災害ボランティアセンター
電話:0178-73-3311, 0178-47-1653, 0178-73-3312
FAX:0178-73-3312
住所:八戸市根城8丁目8-155(八戸市総合福祉会館1階)
開設時間:午前9時から午後4時まで
↓様子は以下のブログに詳しい。
http://www.hachinohe-shakyo.or.jp/news/topics.cgi
※現在、ボランティア新規登録は休止中

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●階上、久慈(45号線沿い):(4月4日)
海沿いは家屋が流されて全壊している箇所も見られました。
港付近は被害が大きい。

久慈市社会福祉協議会災害ボランティアセンター
0194-53-3380
※現在ボランティア新規登録、活動休止中
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●普代、野田、島越、田老(八戸から45号線沿い南下):(4月6日)
それぞれ海沿いの小さな町だったと思われますが、ほぼ何もなくなっています。
被害の状況は大きい。小さな町が消えてしまったような印象。
村、町ごとに大きな避難所に避難されているとのこと。

県外受付のボランティアセンターの開設はないとおもいます。
↓以下のブログに少し様子がありました。
野田村:http://blog.goo.ne.jp/marukin-oosawa

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●宮古市(宮古港、磯鶏付近):(4月5日)
大きな市で、津波の被害にあっていない箇所は、ほぼ通常の様子。
店舗はほとんど営業している。
宮古駅、市役所に近づくにつれ、船などが側道に転倒していたり、
建物の倒壊がみられる。浄土ヶ浜方面にいくと、全壊、半壊の建物が続く。


宮古市災害ボランティアセンター
090-4478-3984
宮古市小山田二丁目9-20
9時から17時まで
※県外からも登録可能

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●山田町、釜石市、大船渡、大槌町(45号線沿い):(4月6日)
被害は非常に大きく、太平洋側に出っ張った漁港などはほぼ何もなくなっています。
45号線は渋滞していますので、ボランティアに行く方は迂回することをお勧めします。

ボランティアセンター自体の発足も遅れているようです。
この震災の復興はとても長い時間が必要になってくると思いますので、
随時調べて、しかるべきタイミングで向かうといいと思います。

↓岩手県の社会福祉協議会
http://www.iwate-shakyo.or.jp/cgi/news.cgi?f1=1300880272&f2=iv01/

↓山田町のボランティアについての記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000031-maip-soci

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●陸前高田市(45号全沿い、米崎町付近):(4月6日)
被害は非常に大きい。
高田の町はすべて失ってしまったんだ、と地元のおばあちゃんがおっしゃっていた。
瓦礫すらも流されていて、町は何もなくなっていました。
避難所は地元の方が協力して運営しているとのこと。

陸前高田は社会福祉協議会自体が大きな被害を受けているため、個人ボランティアの受け入れは難しい状況。
他のボランティア組織に参加し、集団でサポートするような形が求められている、とのこと。

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●気仙沼市 (西高校、主に町の中心部):(4月3日)
大きな市で、津波の被害にあっていない箇所は、混雑をしながらも営業していました。
住宅地で海なんか見えなかった、という場所がすべて更地になっている、
そんな場所が、被害のない場所と数10メートルごとに交互に存在していました。

気仙沼災害ボランティアセンター
気仙沼市東新城2丁目2-1 気仙沼市市民健康管理センターすこやか内
ボランティア受付 080-5949-7475
9:00-15:00(16:00までには完全撤収)
ボランティアセンターのブログ
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10247
※県外ボランティアも受け入れています。

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●石巻(主に駅前北大通から鹿妻周辺):(4月2日)
市の半分が津波にやられている、とのことでした。
実際向かうと、市内は電気の通ってない場所も多く、川沿いの地域は道路が冠水しており、通行止めの箇所もかなりありました。
街の人たちの多くは、避難所から自転車や徒歩で通って、昼間に自宅の瓦礫の撤去をしていました。
もともと住宅も多く、大きな道路沿いにはたくさんチェーン店などもあったようですが、営業できる状態のお店はかなり少ないように思えました。

石巻市災害ボランティアセンター
受付は市役所と石巻専修大学5号館の2箇所で行えます。
9時から16時まで
問い合わせ:0225-23-6012
※ボランティアの本部は専修大学の5号館になっていますので、
車で来ている人は、直接専修大学に向かったほうがいいかと思います。
※県外ボランティアも受け付けています。

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●名取市から仙台市(主に海沿いと駅周辺):(4月1日)
6号を走っているときは、ガソリンの渋滞があるなという程度で、本当に普通と何も変わらないように街は動いて見えます。
ただ数百メートル海沿いに移っただけで、様子は一変します。瓦礫と砂埃です。
特に仙台空港のあたりは、自衛隊や作業の車がかなり入っていて、一般の人が入って何か手伝うという雰囲気ではありません。

名取市災害ボランティアセンター
名取市民体育館・名取市増田字柳田80
022-7874-3040
ボランティアをする方は直接おいでくださいとのこと。
※県外ボランティアも受け付けています。

仙台市災害ボランティアセンター(情報センター)
災害ボランティアの募集等の広報、災害ボランティアに関する情報収集を
行います。
仙台市福祉プラザ内
青葉区五橋2丁目12の2
022-262-7294
9:00~15:00

仙台市は大きいので、そこから各区に分かれて募集がかかっています。
上記に電話するか、各区に直接問い合わせてから行くといいと思います。
↓各区の連絡先など一覧
http://www.ssvc.ne.jp/?p=68
※県外ボランティアも受け付けています。

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●仙台市から多賀城市(主に海沿い):(4月1日)

多賀城市は今の時点では通過したのみなのですが、かなり津波に襲われているという印象でした。
家屋全壊というよりは、広域で半壊という印象。
また、仙台市と多賀城市の市の境目で、舗装がされているかいないかが、はっきりと分かれているような部分も見られ、行政の動きの違いも見られるようでした。
多賀城市災害ボランティアセンター
多賀城市中央2丁目1-1
022-368-6300
※県外ボランティアも受け付けています。

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●いわき市(主に南部):(3月31)
わたしたちはいわき市南部しか見ていないので、その他の状況はわかりません。
小名浜の一部は津波被害で家や車が流れていました。津波が来ている箇所の被害は大きいです。
だいたいの道路の舗装は済んでいるようでした。

いわき市社会福祉協議会 
いわき市平字菱川町1番地の3 
いわき市社会福祉センター1階 市民活動共有スペース
0246-22-5501  
※県外ボランティアもい受け入れていますが、事前に登録が必要です。

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●北茨城市(主に大津港付近):(3月31日)
車で走行できる場所はほぼ問題なく通れる状況。
大津の浜は船が道路まで出たりと大変だったとのこと。
津波被害も見られましたが、地震による家屋の倒壊も多く見られました。

北茨城市役所災害ボランティアセンター 
0293-43-1111
市役所に本部がある。直接いっても可。受付9時まで
(終了時間は日によります。長くても日没前に終了。)

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今日から9日までこちらに滞在します。

八戸ー陸前高田 45号線沿い 2011年4月6日

2011年4月6日

聞いたことのない町での被害情報を聞き、
八戸から南下しながら、海岸沿いの市町村状況を確認しようと思いました。

●八戸→八戸線沿線状況

八戸港
・電気の復旧はまだ
・一昨日の被害状況から特に変わっていない
(作業をしている様子も見かけない)

種市、階上、陸中八木、なども津波の被害にあっており、
ここに上がっていない町のどの地区にも海岸では津波がきていたよう。

<道路状況>
45号線を走りながら、下に向かう道をみつけて下っていき、また45に戻るような形でしか
訪問できない。下の道はつながっていない。


●田野畑村周辺の状況

・島越、野田、普代、平井賀など、海付近はほぼ壊滅的な状況
駅も町も跡形もなくなり、残っている家はほとんど見えない。
線路もくずれており、人が誰もいない。
作業しているのは、地元の工事作業員。
北リアス線の駅のある地区はほぼ津波の被害をうけている
米軍が捜索に入っている地区もあった


<道路状況>
島越近辺の44号線はほぼ通行止めで、
トンネル内の電気も通っていない。
45号線から、訪問先付近の海岸へ下る道からのアクセスが無難


●田老の状況

道をはさんで両側が何もなくなっている。
解体作業ははじまっているが、住民の姿はあまりみかけない。
自衛隊が捜索をしながら解体支持を出している

<道路状況>
・45号線沿いは通行止めはないが、町に近づくと
ガードレールがなくなり、アスファルトもなくなるので注意


●山田町の状況

町は壊滅的状態。火災のあとも見られる。
自衛隊の大規模な捜索、解体がはいっている。
市役所には町民が大勢あつまり、大変混雑していた。

<道路状況>・45号線、宮古市→山田町へ向かうとき渋滞が見られる
46号線から迂回して45号線に合流

・45号線の山道でガソリンスタンドあり。値段が160円近いところもある

●山田~釜石まで 山田線沿線の状況

吉里吉里、大槌、鵜住居、両石、釜石
すべて大きな津波の被害をうけている。
小さな街ほどひとがおらず、状況が進行していない印象を受ける

南リアス線沿線も同じような状況である

●大船渡→陸前高田
海岸は広範囲で壊滅状態

陸前高田にいる瀬尾の友達の親戚へ
ちょうど一歩手前まで津波の被害が来ていたようだが、
お家は無事であった。

おばさんからのお話から
 
・陸前高田は海より低くなるような地形になっており、
波も二つの方角からきた波がぶつかる地点に立地しているため被害が大きい
・市役所も避難所になっていた体育館も流されてしまったため
そこに避難していた人たちが大勢いたようで、被害がとても大きかった
行方不明者も多数いるよう
・車で逃げようとする人たちの渋滞ができてしまい、車ごと流されてしまった
・電気や水も止まっているところがたくさんある
・市役所が流されてしまったため、復興に向かう動きが遅れている
・ボランティアも来ているようだが、無事であった住民が避難所での炊き出しなどをしている様子
・食料・ガソリンなどは車で大船渡などへ調達しにいくが、数日前までは長蛇の列ができ、
買い物や、ガソリンが困難であったよう


陸前高田を抜ける道で、まだ浸水している箇所が多数みられた。

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陸前高田→一関→北上

<宿・風呂状況>
一関は栄えているようで、飲食には困らない様子。
しかし、自遊空間というネットカフェはしまっており、
ところどころ早く閉めたり閉店しているお店もあるようなので注意

快活CLUB北上店(ネットカフェ)は営業中

お風呂は早く閉まってしまうようなので、20時前までにいったほうがよい

<ガソリン状況>
24時間営業の店もあり。安い店で147円

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今日の訪問で、まだ復興にもはいることのできない地域がたくさんあるのを目撃した。
太平洋側の海沿いに津波が来なかった場所などない。
すべてが同じように大きな被害にあっている。
町の機関(役場や市役所)のダメージの受け方、元々のパワーバランスで、
復興への動き方に大きく差がでているように感じる。
また、小さな市町村の被害は報道で伝えられることはなく、
町ごとなくなった地域が多いにも関わらず、今後どのように復興に向かうのか、
今は見てうかがうことができない。

2011年4月6日水曜日

宮城県登米市のボランティア状況

宮城県登米市でボランティア活動されている@fukafuka99
さんのブログです。

http://ameblo.jp/fukafuka99/entry-10852877502.html

継続的に行かれているようで、状況がわかりやすいです。

以下いただいたメール転載です。私たちも時間が会えば立ち寄ろうと考えています。

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4/5~4/15までの11日間、「RQ市民災害救援センター」が募集する一般ボランティアとして、
宮城県登米市の現地本部に滞在します。

「RQ市民災害救援センター」について、ネットカフェにいらっしゃるなら、詳しくはHP①を
みて頂くとわかりやすいかと思います。小さい避難所や自宅避難の方などに支援物資を届ける
活動がメインで、岩手・宮城のかなり広範囲をカバーしています(4/4現在)。

「RQ市民災害救援センター」
東京本部rq@ecotourism-center.jp
116-0013 荒川区西日暮里5-38-5
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
HP①:http://www.ecotourism-center.jp/article.php/reliefe_01#photo001
HP②:http://rq-center.net/

現地本部
〒987-0901宮城県登米市東和町米川字寺内31番地
旧登米市立鱒淵小学校
宮城県登米市は仙台・松島・石巻の北、南三陸町の西にあたります。原発からは100km以上離れています。

廃校になった小学校にボランティア数十名で現地本部を立て、ボランティアのみで共同生活して支援
活動を行っています。現時点で、携帯通じる、電気あり、屋根あり、テントOK、食事支給有、の環境
です。HP①から既に活動している方のブログ等で状況を知ることができます。
ここで活動するボランティア募集は基本的にHPから応募し、東京本部を通す必要があります。
近くにきた際、情報収集や情報交換のため直接立ち寄って頂ければ、きっとお二人にとって有益な時間に
なると、現地本部入りする前ですが思います。

現在4/5 5:30 これから登米市の現地本部に行き、今日から活動予定です。
NPO法人の指揮下に入るものとして、指揮権のないものが勝手な行動は慎むべきという大原則があります。
そこは理解しつつも、現在の状況に応じてできることも少しずつやっていきたいと思います。

東京→南相馬市の道路状況など 2011年4月3、4日

友人男性二人組みが東京から北上してきており、
そのお二人から得た道路状況です。(4月3日現在)

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●4月3日の道路状況

東京→福島(4月3日現在)

・下道で7時間くらい(ガソリン4割減)
・原発の影響で四ツ倉から6号線通行止め
・四ツ倉~いわき駅(41号)
・いわき駅~いわき市三和町(49号)
・三和町~田村市船引町(349号)
・田村から288号で6号に戻ろうと思ったが原発の影響で何度も迂回
・途中検問もあったが通れる
・いわき以降宿なし
・田村周辺のガソスタは24時間のが1つ
・結局、24時ころ葛尾周辺で車中泊

迂回は時間もかかるし宿やガソスタもなく山道も多く道も危ないので
仙台や石巻に直接向かう場合は郡山、福島市経由の方が良い


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●4月4日の道路状況

葛尾→南相馬市(4月4日現在)
葛尾から迂回を繰り返しながら(原発通行止めがあったので)
399号と62号で浪江経由で南相馬市へ
浪江にガソスタあり

南相馬→相馬→山元町→亘理町→岩沼市→名取市(6号で 途中相馬バイパス通行止め)

名取市→仙台(4号)
仙台→多賀城市→塩竃市→松島→石巻(仙塩街道、石巻街道で)
多賀城市や塩竃市は信号が消えていて交通整理する警察官も少ないので特に夜間の運転は危ない
また仙台や石巻は夕方頃渋滞するからその前に移動を済ませたほうがいい
石巻の状況が特にひどいので明日は石巻でボランティアしようと考えたのだけど
仙台まで宿はなさそうなので仙台まで戻ってネットカフェへ
 →「自遊時間」 4号沿い、シャワーあり


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●ボランティアセンターの状況
(4月4日現在)

・南相馬市災害ボランティアセンター県外受け入れ
0244-24-3415
被害は大きい場所だけど南相馬市は1/3が福島第一原発から20キロ圏内のため
屋外での作業ができない状況
今は避難所に来れないお年寄りに救援物質を届けることをやっているとのこと

・名取市のボランティア状況
名取市はかなり被害が大きいが現時点では県外からのボランティアを募集していない様子

2011年4月5日火曜日

宮古市 2011年4月5日

2011年4月5日

●宮古市訪問

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盛岡→宮古市 106号

<交通状況>
4月5日現在
・特に渋滞などなし。
・山道が続く。側道には積雪あり。
・夕方宮古市付近で渋滞あり
・宮古市内で信号機がとまっているところもあるが、
警官が誘導している。

<ガソリン状況>
4月5日現在
・宮古市ではガソリンスタンドは普通に営業している。
※被害にあっている箇所以外
・混雑もみられない


<宮古市の状況>
・大きな市で、津波の被害にあっていない箇所は、ほぼ通常の様子。
店舗はほとんど営業している。
・宮古駅、市役所に近づくにつれ、船などが側道に転倒していたり、
建物の倒壊がみられる。
・浄土ヶ浜方面にいくと、全壊、半壊の建物が続く。
・倒壊した建物には、解体okの印がつけられている。
・海岸には流されてしまった海産物がたまっており、かもめの大群が飛び交っている。
・水道や電気はまだ復旧していないところが多いよう。


●宮古市役所へ

・市役所の建物も半壊しており、2階で受付をしている。
・行列ができており、あわただしい雰囲気で、うまく運営できていない様子
・安否確認の状況なども掲示板に手書きで書かれている。
・本日から「広報みやこ」という広報紙が配布されていた
(被害状況や色々な手続きの方法などがまとまっている)

●宮古市社会福祉協議会へ

宮古市災害ボランティアセンター
090-4478-3984
宮古市小山田二丁目9-20
9時から17時まで

・他県から派遣された若い社協の人が運営しており、落ち着いた様子。
・ボランティアの登録は1000人ほどおり、一日100~200人が活動している。
・依頼があった箇所への瓦礫除去、物資仕分け、避難所の手伝い
(避難所の手伝いはできるだけ長く滞在できる人の方が好ましい)
・現在、避難所は大きなところにまとめる動きが出ている。


●磯鶏小学校へ避難所のボランティアへ

・現在50人ほどの避難者がいる(4月5日現在)
・子供の数は少なく、お年寄りの方が多い
・特にボランティアの作業は頻繁にはなく、物資の仕分けや食事配給などがメイン。
・たくさんの物資がとどいていて、困った様子はなさそうであったが、
お年寄りが多いのに、子供用の衣類(古着)がたくさん届いていた。
・炊き出しは宮古市の主婦の方々が10人ほどで、てきぱきとつくっていた。
・自衛隊からの食事配給もされており、お風呂の環境もあるよう。
・全国から医師や理学療法師が交代できており、マッサージをしたり、話をしてまわっていた。
・常勤の方が4名ほどいたが、特に忙しそうな印象は受けなかった。
・校庭では学童に来ている子供たちと避難所の子供たちが楽しく遊んでいた。


宮古市が大きいためか、市内での協力体制がしっかりしているように感じました。
避難されている方とお話をしていたところ、長期の避難所生活で疲れもたまっているようですが、
人と会話をしていくなかで、最近やっと冗談も言えるようになったと笑みをこぼしていました。

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避難所の方から島越という場所も大きな被害にあっていると伺い、
まったくその地名を報道でも耳にしたことがなかったので、
そういった報道もされていない被害を受けている地区があるのではないかと思い、
もう一度八戸から海岸沿線をまわってみることにしました。


●宮古市→八戸 45号線

八戸に向かう道で田老、野田、普代という地区を通過したのですが、
かなり大きな津波の被害にあっていました。
どの地名もはじめて耳にしました。
この地区に入る前には、昭和8年にあった三陸の津波の警告として
「津波浸水推測地域」のような標識があらわれます。

<交通状況>
4月5日夜
・特に渋滞はなし
・海沿いの地域でガードレールがないところがある

<ガソリン状況>
4月5日夜
・ガソリンスタンドは夜の営業箇所が少ないが、
・24時間のセルフのところもちらほらありました。

<店舗状況>
・コンビニではたばこ、飲料水氏、乾物、電池の欠品が見られました。
・ほとんどのお店が節電しているか、夜は閉店しています。

<宿状況>八戸
・ビジネスホテルもありそうでした。※正確にみていないので、すみません。
・八戸港付近に自遊空間(八戸沼館)というネットカフェが営業中でした。
他にももう1店みかけました。

<トイレ状況>
よった箇所はすべてありました。


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今日から二人とも記録を撮り始めました。
明日は八戸から海岸沿いを南下し、山田町を目指します。

これまでの訪問先のまとめ

各地の様子を書いていなかったので、訪れた場所について書きます。
現場は日々変わっていると思いますので、あくまでもご参考まで、です。
また、私たちも市内をすべて回れているわけではないので情報としてはかなり偏っていると思います。

●北茨城市(3月31日)
→主に大津港付近。
車で走行できる場所はほぼ問題なく通れる状況。
大津の浜は船が道路まで出たりと大変だったとのこと。
防波堤が遠くまで流されている。
五浦付近は道路状況もあまりよくなく、津波被害あり。
津波被害も見られましたが、地震による家屋の倒壊も多く見られました。
市役所は落ち着いていて、ボランティアも地元の方が継続的に参加しているようでした。



●いわき市(3月31)
→主に南部。※わたしたちはいわき市南部しか見ていないので、その他の状況はわかりません。
小名浜の一部は津波被害で家や車が流れていました。津波が来ている箇所の被害は大きいです。
だいたいの道路の舗装は済んでいるようでした。
ボランティアの登録者はいるようですが、ニーズとかみ合っていないように見えました。
市役所は少し落ち着きのない雰囲気でした。

●名取市から仙台市(4月1日)
→主に海沿いと駅周辺
6号を走っているときは、ガソリンの渋滞があるなという程度で、本当に普通と何も変わらないように街は動いて見えます。
ただ数百メートル海沿いに移っただけで、様子は一変します。瓦礫と砂埃です。
特に仙台空港のあたりは、自衛隊や作業の車がかなり入っていて、一般の人が入って何か手伝うという雰囲気ではありません。
とにかく迅速に片付けて、もう一度作る、ということをつき進めているようでした。
仙台市役所や仙台の駅前は、所々に地震の跡は見えるものの、本当にいつもどおり動いていました。

●仙台市から多賀城市(4月1日)
→主に海沿い
多賀城市は今の時点では通過したのみなのですが、かなり津波に襲われているという印象でした。
また、仙台市と多賀城市の市の境目で、舗装がされているかいないかが、はっきりと分かれているような部分も見られ、行政の動きの違いも見られるようでした。

●石巻市(4月2日)
→主に駅前北大通から鹿妻周辺
市の半分が津波にやられている、とのことでした。
実際向かうと、市内は電気の通ってない場所も多く、川沿いの地域は道路が冠水しており、通行止めの箇所もかなりありました。
街の人たちの多くは、避難所から自転車や徒歩で通って、昼間に自宅の瓦礫の撤去をしていました。
もともと住宅も多く、大きな道路沿いにはたくさんチェーン店などもあったようですが、営業できる状態のお店はかなり少ないように思えました。
都市ガスはまだ復旧していないが、プロパンのお宅は料理も出来ているとのこと。市全体で節水をよびかけています。
私たちが訪ねたお宅では、家を失われたご近所の方が避難されていました。
雰囲気としては非常に朗らかでしたが、部屋の中には津波の高さを示す泥の線がまだ残っていました。
駅前にある市役所も被災しており、市役所は被災した方と職員で混んでいました。
職員の方々、とても疲れていらっしゃるように見えました。

●気仙沼市(4月3日)
→主に町の中心部
津波の被害はかなり大きいと思います。
住宅地で海なんか見えなかった、という場所がすべて更地になっている。
そんな場所が、被害のない場所と数10メートルごとに交互に存在していました。
少し高台にあるだけで、被災のないお店は混雑しながらも営業しています。そして、数10メートル先は道路も壊れ、瓦礫の更地になる。
電気も水道も大きな通り沿いは通っているようではありましたが、市全体では給水車から水を組んで歩いている方もたくさんいました。
避難所は被害が大きかった場所からは割と離れています。
避難所で生活している中学生たちは元気にサッカーをしていました。
ボランティアセンターの付近でテントをたて、自活して継続的に参加しているボランティアの方もいました。
ボランティアセンターはうまく機能していない印象。
センターには山盛りの物資がありましたが、それが避難所に行くトラックに詰まれることはほぼありませんでした。
まだ大規模な捜索作業がされており、個人宅の瓦礫の撤去などが遅れているように見えました。


●気仙沼から盛岡駅(4月3日)
内陸に向かう道路のコンビニ、本当にものが少ない。
食パンが売っていると喜んでいる子供がいました。
被災地と離れるにつれ、物流が偏っているというか、本当は足りていないのか、と思いました。
また、盛岡市は節電を薦めていて、大きな通りも駅前もほぼ真っ暗でした。
お店の看板も営業しているのかわからないほどでした。

●八戸市(4月4日)
→主に鮫町、八戸港
被害の範囲はあまり広くはないものの、流された家なども見られました。
港付近の道路はほぼ瓦礫は端に寄せられ、片付けられていました。
避難所の公民館に行くと、職員さんも非難されている方もとても疲れている印象。
大きい避難所に200人程度、小さな避難所が2,3箇所あり20-30人程度の方々がいらっしゃるとのこと。
避難所同士で連絡は取っていないようでした。
外の人が来るのが久しぶり、ボランティアさんが来ることもないとのこと。
市役所にいっても災害対策専用の窓口はありません。新規ボランティアも締め切っています。


●八戸市から階上、久慈(4月4日)
海沿いは家屋が流されて全壊している箇所も見られました。
住民の方が黙々とそれらを片付けているように見えました。
地震倒壊はあまり見られませんでした。

明日は宮古市に行きます。これから5日間ほどかけて南下していく予定です。

八戸市・階上町 2011年4月4日の報告

●八戸訪問

盛岡市→八戸 4号で北上

<交通状況>
4月4日午前

・渋滞は特にみられませんでした。
・道路の損傷もほぼありませんでした。
・山道があり、雪が積もっていたり、降り始めたりするので、
凍結などに注意してください。
・八戸では八戸港付近で停電している信号機がいくつかありました。


<ガソリン状況>
4月4日 4号線沿い

営業している店がほとんどでした。
値段が店舗によって145円~155円ぐらい変わります。


<店舗状況>
4月4日

・どのコンビニにもたばこ、缶詰、飲料水、乾物、冷凍食品が不足しているようです。
おにぎり、パンなどはそろっていました。
・24時間営業のコンビニは少なかったです。


<トイレ状況>
わたしたちが訪れたところで断水は見られませんでした。


●八戸市役所訪問

特に今回の震災に対しての特別設置のブースなどは見受けられず
「避難所の確認をしたいのですが」とたずねると、
一般業務の移転手続きと混ざって並ばなければならないような状態。


●鮫公民館訪問

・鮫公民館避難者数:25人程(子供が二人いました)
・八戸市の避難者数:240人程(4月4日現在)
・ほとんどが自衛隊の基地で避難しているとのこと
・他の公民館を紹介してもらおうと思ったら、その状況は特に伝達されていないよう
・避難生活が長引いており、疲れやストレスがでてきているよう。
・ボランティアの募集は締め切り、避難所へ人が訪れることが少ない。


●階上町訪問
※気仙沼の階上ではありません。
避難所などを訪れたわけではないのですが、
海沿いでは全壊、半壊の家が見られました。
気仙沼にも階上があるため、報道されにくいのか、混ざってしまっているのか、
思ったよりも被害をうけている地区でした。
ボランティアや支援物資などが届いていたのかが気になりました。


●階上町→久慈市→盛岡市

<ガソリン状況>
4月4日夜

夜になるとほとんどお店もやっておりませんが、
昼間は営業していそうです。
値段は152円~155円が多いです。


<店舗状況>
4月4日夜

閉店しているお店もあり、節電のために看板を消しているお店もあります。
コンピ二は場所によって24時間営業していないところが見られました。
久慈市は、ほとんどお店がやっていないように見られました。


<宿状況>
4月4日現在

・久慈市にビジネスホテルや、旅館、ホテルの営業はありましたが、
ネットカフェの営業はありませんでした。
・岩手の被災地に近い宿は、内陸は田舎が多く、
盛岡まで戻るとホテルもネットカフェもたくさんあります。
(わたしたちは昨日と同じネットカフェに来ました)
・八戸にはホテルと、ネットカフェありました。


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<そのほか>
ボランティアに来られる方へ

・滞在中は心身ともに疲れがたまってくると思います。
なので、食事をとることや、睡眠をとること大事なので、
申し訳ない気持ちもあるかもしれませんが、
ちゃんと息抜きする時間をとってください。
わたしたちも、昨日休む時間をつくり、大分楽になりました。

・メールアドレスを作りました。現地にきている方で、
直接ご連絡をとって連携をはかれたらと思っています。
お気軽にご連絡ください。
komori.seo@gmail.com

2011年4月4日月曜日

気仙沼市 2011年4月3日の報告

気仙沼市訪問

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●仙台泉→気仙沼 346号線→398号線→45号線

<交通状況>(4月3日午前)

・通行止めなどは特に多くはなかったのですが、
たまに仮設信号機があり、気づきにくいので注意してください。

・気仙沼付近に入ると、道路の損傷が激しく、
反対車線と交互に通行しなければならない箇所があります。(警察官はいません)

・路肩やガードレールもなく、道路も砂利になっているので、
徐行運転してください。(地元の方は結構飛ばして走っているので)

・気仙沼市内では、一本の道路でも、坂道をくだっていくと津波の被害が大きくなり、
上っていけばあまり被害がないというような状況になっています。
信号機も倒れてしまっていてないので、ゆずりあって走行してください。(警察官はいません)

・ガソリンが普及したため、また道路の状態がよくないため、ところどころで渋滞があります。



<店舗状況> 4月3日午前

・気仙沼付近でもコンビニが空いているところもあります。
ただし閉店時間が早まっているところがほとんどです。
(ファミリーマートは午後4時まで)
・現在、コンビニが品薄で、タバコはほとんど売り切れです。
・水はありますが、味のあるジュース、お茶などの売り切れが多々あります。
・パンやおにぎりも店内にはなかなか見られません。
・ケーズデンキや、ホームセンター(コメリ)なども、開店していますが、非常に混雑しています。


<ガソリン状況> 仙台泉→気仙沼 4月3日午前
・ガソリンは気仙沼市内では、お店が損傷していない限り、
営業しているところがたくさんありました。行列もそんなにできていません。
・気仙沼に向かう道では、お店によって、
閉店しているところもあれば、行列ができているところもありました。


<トイレ状況> 4月3日午前現在
・気仙沼では断水のところが多くトイレが使用できません。
(オカモトという無人のガソリンスタンドではトイレをお借りできました。)
(ファミリーマート、コメリはトイレありません。)
・市役所やボランティアセンターなどでは仮設トイレがあります。



●気仙沼災害ボランティアセンター訪問

場所 気仙沼市東新城2丁目2-1 気仙沼市市民健康管理センターすこやか内
TEL  ボランティア受付 080-5949-7475
受付 9:00-15:00(16:00までには完全撤収)
ボランティアセンターのブログ
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10247

気仙沼ボランティアセンターは5日前に設立されたばかりで、
経験のあるコーディネーターの方が一人全体の指揮に入っているそうです。
まだ、認知度が低く、依頼もボランティアの受付もまばらだそうです。



<ボランティアの活動内容>

・泥のかきだしなど
※まだ家屋内の家具の撤去は大幅にははじまっていない

・物資の仕分け
※西高校に運び込まれる物資の仕分け、分配など

・避難所のお手伝い



<ボランティアセンターの物資仕分け作業> 4月3日現在

・ボランティアセンターは野外にテントで設置されており、登録手続きをします。
どういった特技、技術、資格、免許をもっているかなども記録するのですが、
まったく伝達されてなく、ボランティアが適材適所に派遣されていない印象を受けました。

・自家用車で移動できたのですが、駐車場がないため
センターから派遣用の車で移動するように言われました。
集合時間に集まれた人たちは、バスがでています。
しかし、実際には駐車場があり、派遣センターの車を出動させなくても移動できました。

・気仙沼への支援物資の半分がとどけられている西高校では、
全国から送られてきたダンボールが山積みになっており、30人ほどのボランティアが派遣されていました。
それを管理・指揮しているのは市の職員一人で、作業分担が効率よく割り振られていないようでした。
処分される物資もたくさんありました。

・ほとんどのボランティアが継続して参加することが難しいため、物資の状況を把握している人が少なかったです。
現在は、連合東京の方が5人、2週間の派遣をされていますが、その後、さらに継続して参加できる人が少なくなりそうです。

・企業からではなく、個人から送られてきた衣類は、サイズや男性用女性用などが混ざっており、在庫の把握をするにも
パソコンがないため、手書きで紙に書いていくしかなく、その作業の中で、物資の搬入搬出があり変動していくため
在庫管理の引継ぎも難しそうです。

・避難所などへの配送のトラックは、クロネコヤマトのトラック8台を利用しているようですが、
物資専用ではなく、通常の配送業務の中にまぜて配達を行っているそうです。
2tトラックや自家用車でもいいので、物資を避難所へ頻繁に配達できる足が必要です。

・市民の方は、自ら営業しているホームセンターやスーパーに足を運んで買い物をしており、
荷物を抱えながら長距離歩いている姿をみかけます。
なので、支援物資を大型スーパーで配布する動きもあるようですが、
暴動をおそれ、物資の開放はなかなか難しいようです。

・また、衣類を配達しても避難所から断られることもあり、ビニール袋に一人分の衣類セットを仕分けて
配ってまわる方法も考えているようですが、その作業に多くの人員がさかれています。




●気仙沼市→盛岡市に移動
284号→4号が一番いいですが、道に迷ったため
45号→346号→456号→284号→4号を通過しました。


<交通状況> 4月3日19時現在
・混雑はありませんでしたが、456号の山道は急坂がおおく、
街灯もなく、車もいなかったので気をつけてください。
・道路の破損は山道にもところどころみられました。車線沿いに割れているのをよくみました。
・盛岡に近づくほど、節電の呼びかけからか、急に街灯や看板などの照明が少なくなります。
節電しながら営業しているお店がほとんどでした。


<ガソリン状況> 4月3日19時現在
・内陸の方が行き届いていない印象をうけました。
行列は見ませんでしたが、閉店しているお店が多かったです。
4号沿いもまばらでした。
まったくないというわけではいですが、なるべく昼のうちに購入をお勧めします。


<店舗状況> 4月3日19時現在
・コンビニは、内陸に向かうほど品薄でした。
4号線沿いでも北上市付近までは、品薄のお店が多かったです。
・おにぎり、ぱん、たばこ、水以外の飲料水、乳製品の欠品が見られました。
・電気が消えていても営業していて、ほとんど飲食店には困らないかと思います。


<宿・お風呂状況>
・盛岡駅前にはビジネスホテルもたくさんあり、安いホテルも探したらでてきそうです。
・開運の湯という温泉が630円で入れます。23:00まで 飲食店もあります。
盛岡市本宮3丁目8 TEL 019-656-4126
・4号沿いに快活クラブ盛岡バイパス店(インターネットカフェ)営業しています。
※あまりそのほかにネットカフェは4号沿いにはなかったです。


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<そのほかの情報>

・瓦礫撤去や泥かきの作業をされている方は、へどろのせいで目に細菌が入りやすくなっているので
目はかかないように気をつけてください。
お風呂にしばらく入らず続けていると化膿してしまうので、どうにか顔をまめに洗うようにしてください。

・女性の方へ
わたしたち二人は特に危険な目にあっていませんが、
犯罪なども起こっているようですので、どうか気をつけてください。
でも、見かけた中で治安が悪いといった印象はどこもありません。

トイレはトイレットペーパーがないところも多いので、ティッシュを携帯することをお勧めします。
ほとんど下水は復活しており、断水していても中心部にいけば仮設トイレがあるので大丈夫かと思います。
節水を呼びかけているところでは、水を流さないように指示がでています。

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明日は八戸に向かいます。

コメントの書き込み、読者の登録ありがとうございます。
毎日情報を報告していきます。
ボランティアにきているかたに、広めていただけるとうれしいです。
わたしたちも、これからどういった活動をとっていくのか考えていきたいと思います。

2011年4月2日土曜日

石巻市 2011年4月2日の報告

4月2日 石巻市訪問

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●名取市→石巻市 4号と45号線にて移動。

<ガソリン状況>
2~3店営業しているガソリンスタンドあり(4月2日朝)
満タン可能だが、長蛇の列ができている
夜8時頃に通過した際は、すべての店が閉ってました。

<店状況>
塩釜付近からほとんどの飲食店やコンビニはほとんどやっていない(4月2日現在)
特に海が近く被害の大きかった箇所は、まずやってません。
※正確に店舗など把握してないのですが、たまに何軒かやっているところもあります

<交通状況>
道の損傷の激しいところあり(特に表示もない箇所もあります)
信号機が復旧していない箇所がところどころに見られる(4月2日現在)


●石巻市災害ボランティアセンター

・受付は市役所と石巻専修大学5号館の2箇所で行えます。
9時から16時まで
問い合わせ:0225-23-6012

ボランティアの本部は専修大学の5号館になっていますので、
車で来ている人は、直接専修大学に向かったほうがいいかと思います。
車を持っていない人は、石巻市役所から専修大学行きのバスで移動も可能。

ボランティア保険などの登録手続きをし、
待機所からグループで、各エリアに派遣されます。

一輪車、スコップ、バケツ、デッキブラシなどは用意がありました。
ただし、長靴、よごれてもいい格好、ゴム手袋は各自で必須。

<現場の様子>

・基本的には瓦礫の撤去のお手伝いになります。

・各エリアの本部では、個人からの依頼(ニーズ票)の用紙がたまっていて、
必要な人手がそろい次第、順番に依頼先へボランティアが派遣されていきます。

・ニーズ票に記入された依頼はその日にすべてはけることはなく、1000件ほどの依頼がたまっているようで、まだ一度も派遣されていない箇所もあるようです。
ニーズ票やボランティアの存在自体を知らない住民の方も多くいらっしゃるようでした。
それもエリアによって差があり、拠点のない箇所ではまったくボランティアが行き届いていない。
それも被害の大きかったエリアにみられたりします。

・ボランティアで炊き出しや配給を行っていても、
口頭で伝えるしか手段がないため、お年寄りの方や、一人暮らしの方、電話をもってない方に
伝わっていない場合も見られました。


・依頼情報から派遣までの本部の指揮は、石巻市の人ではなく、
わたしたちと同じようにボランティアに来ている人が受け持っていて、
(わたしたちの本部指揮は、滞在5日目の富山からきたボランティアの方だった)
震災から3週間たっている現在の状況をすべて把握している人が各エリアの本部にいるわけではない。

・印象としては、継続的にボランティアを続けられる人がいないために、まだ連携などがうまくいっていないようです。
人手は圧倒的に足りていないと思います。

毎晩専修大学の本部でボランティアミーティングを行っているようです。(4月2日現在)


<宿状況>
4号線沿い
塩釜市までは1軒くらいしか宿を見なかった。仙台付近まで戻るのが無難です。
・多賀城市のルートイン(ビジネスホテル)営業中※混んでそうです
・快活クラブ仙台泉店(4月1日オープン)のネットカフェあり

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明日は気仙沼まで上ろうと考えています。

2011年4月1日金曜日

北茨城市・いわき市・仙台市・石巻市 2011年3月30日~4月1日までの報告

わたしたちは、東京在住の大学生二人(女子)です。
2011年3月30日からレンタカー(日産cube)を借りて被災地にボランティアとして向かいました。
その中で得た情報や、現地を訪れたことでわかったことを
まとめて報告していこうと思います。
わたしたちの情報も、実際に見たものではありますが、
一日ごとに現状も変わっていくと思いますので、日付をお確かめの上で何か参考になればと思います。


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3月30日東京を出発

●国道6号で北上
取手→水戸→日立市まで

(交通情報) 3/30現在

・水戸市は一部道路に破損は見られるが、通行に問題なし

・東海村を越えてから、日立製作所付近で245が通行止めのため迂回
大みか駅方面の常磐線沿いの道を通って、国道6号に合流

(宿泊情報)
・ビッグベンカフェ 日立店(ネットカフェ)営業中 12時間2000円くらい シャワーなし
茨城県日立市城南町1-10-3 / 0294-21-0098

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3月31日 北茨城市訪問

●北茨城市の大津小学校訪問 →物資は届いていて50~60人ほど避難しているとのこと(3/31現在)

●北茨城市役所災害ボランティアセンター 

・市役所に本部がある。直接いっても可。受付9時まで
(終了時間は日によります。長くても日没前に終了。)
・市役所に依頼があった家のみ訪問し、瓦礫撤去などの作業(男手が中心)、物資仕分け、避難所支援はボランティアが足りているとのこと。
(わたしたちは女性でしたが、瓦礫撤去も参加できました)
・市役所の車で移動し、訪問してまわっていました。
・ゴム手袋は用意がありましたが、汚れてもいい格好、長靴などが好ましい。
・持込の物資の受付もこちらでしているようです。

(北茨城市のガソリン状況)
・市役所付近のガソリンスタンドは大体営業中。(ただし、閉店時間がはやいところもあるので5時前には寄ったほうがいいです)
・近くのホームセンター(カインズホーム)は営業していましたが、ガソリンをいれる缶は売ってませんでしたので、東京の方が手に入りやすいかと思います。

コンビ二も営業中、飲食店も大体やっていました。

●北茨城市からいわき市に移動

(宿状況)
・大津の海沿い(六角堂近辺)の民宿などの宿は、ほとんどが営業していなかった(3/31現在)
・6号沿い(いわき市との境あたり)の交差点に小奇麗な宿が営業中(ゲームセンターが近くにある)→3/31は満室。
・いわき健康センター 宿泊可能 1870円 入浴のみは1000円 23時まで営業(3/31現在)
〒974-8221 福島県いわき市小浜町中ノ作45−1 0246-63-4126 ‎

(ガソリン状況)
小名浜付近はまだガソリンのないところあり(3/31現在)

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4月1日 いわき市役所、郡山、仙台へ移動

●いわき市役所にて、災害救援ボランティアセンター開設。ボランティアの登録が可能。
→その日にすぐに派遣されるわけではなく、連絡がきてから活動ができる。基本的には市内在住のほうがこのましい。
電話・ファックス・メールにて登録可能
024-622-7414
受付は8時半~3時まで(4/1現在)

(その他)
相馬市ボランティアセンターに電話したところ、
8時からボランティアの受付が開始し、その日の作業が発表されて派遣していく様子。
9時ごろにはすべて派遣依頼が終わってしまうようです。(4/1現在)

●いわき市から仙台市を目指し移動

四ツ倉から先は原発30km圏内になってしまうため通行止めになるので
いわき市から49号で郡山方面へ迂回
郡山より東側の道路が通行止めになっているかどうかわかりませんが、郡山経由が無難かと思います。
ガソリンスタンドはほとんど営業しており、混雑もみられませんでした。

●仙台市役所訪問。市役所ではボランティアの受付はしていません。各区に問い合わせたほうがいいです。
→仙台市災害ボランティアセンターの状況
・市内5区にボランティアセンター開設中。基本的に県内在住のボランティア受付。
・現在はどこも人が足りている様。家屋の片付けなど。朝一でセンターにいくと仕事があるようです。(4/1現在)

宮城はボランティアセンターがたくさんあるので、
各市のボランティアセンターに状況確認の電話をしてから向かうといいように思います。
http://msv3151.c-bosai.jp/
ここにかなりまとまっています。

(ガソリン状況)
白石市から仙台市の間では、ガソリンスタンドの営業箇所が少なく、混雑していました。
夕方になると、ほぼ本日分は売り切れとの表示や、緊急車両のみのところが多いです。
4号沿い名取市あたりの「宇佐美」というガソリンスタンドでは、18時ころでも給油満タン可能。(4/1現在)

(宿情報) 4号沿い 名取市付近
・ルートイン(ビジネスホテル)営業中。ネット完備。パソコン持込。
・4号沿いの名取市付近で、ネットカフェが二店営業中。快活クラブ、自遊空間。 シャワーなし


●石巻市役所に連絡したところ、人手が足りていないということで明日の朝向かおうと考えています。
以下、宮城の災害ボランティアページからの情報を添付します。

石巻市災害ボランティアセンター
石巻市南境新水戸1(石巻専修大学 5号館)
※下記電話は、ボランティア受付・ニーズの問い合わせ専用です。その他の内容のお問い合せはご遠慮ください。

TEL.0225-23-6011
TEL.0225-23-6012
TEL.0225-23-6014
TEL.0225-23-6015
FAX.0225-23-6018
FAX.0225-23-6019

午前9時~午後4時

※県外ボランティア受け入れOKです。
※ボランティア活動は、食事・移動手段・宿泊等、自分で準備が基本となります。
※石巻市災害ボランティアセンターではガソリン供給不足を考慮し、当面の間、仙台駅東口~石巻専修大学間の無料シャトルバスを運行します。
ご協力いただける方は、日帰りボランティアとして下記指定乗車場所に集合してください。バスの定員の関係上、先着80名とさせていただき、整理券をお渡ししますので、ご了承願います。

①期間   3月29日(火)~ 1週間程度
②乗車場所 仙台駅東口(TBCハウジングステーション前)
③運行   仙台:午前7時45分発→石巻:午前9時15分着
石巻:午後6時発→仙台:午後7時30分着
④活動   主に家屋の清掃、ドロ出し、避難所支援など
⑤準備物  長靴、カッパ、ゴム手袋、昼食、飲み物など(スコップ、バケツ、一輪車などの資材はこちらで準備します)

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(4月1日22時現在)